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【埼玉】

藍染め鼻笛で♪「羽生の町おこし」 介護職員・濱野さん、地元の伝統工芸で制作

藍染めした手作りの鼻笛を手にする濱野さん=羽生市で

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 羽生市の介護施設職員濱野沙織さん(41)が、鼻息で音を奏でる楽器「鼻笛」と、地元の伝統工芸の藍染めを組み合わせた藍染め鼻笛を制作し、販売を始めた。濱野さんは「鼻笛で羽生の町おこしをしたい」と願っている。(寺本康弘)

 鼻笛は木材や陶器、プラスチックなどでできた手のひらサイズの楽器。鼻と口にあてて鼻息で音を出し、口や舌の動きで音程を変える。

 十年ほど前に鼻笛と出合った濱野さん。楽譜が読めなくても演奏でき、持ち運びやすいその魅力に夢中になった。介護施設で働き、子ども二人を育てる中、夜中に自分で糸のこぎり機を操り、制作する。多くの人に知ってもらおうと、特別養護老人ホームや小学校、市の音楽会を回って演奏もしている。

 鼻笛で地元羽生のPRもできないかと考え、目をつけたのが伝統工芸の藍染め。市内の藍染め業「武州中島紺屋」での体験会でヒントを得て、木で作った鼻笛を染めてみた。その美しさに驚いた。「青く染まった木目につやが出て、心が穏やかになる深い青に仕上がった」

 ただ、手作りのため、手間はかかる。切り抜いた木材を組み合わせた後に良い音が出るか確認し、調整。その後、藍染めをして乾燥させ、布で磨くなどの作業がある。一つ作るのに二週間ほどかかるという。

 「鼻笛はどこにでも持ち歩け、少し演奏すると会話のきっかけになる」と濱野さん。「その時、この鼻笛なら伝統の藍染めや羽生のことも知ってもらえるのでは」との願いを込めて制作に励んでいる。

 藍染め鼻笛は一つ五千円(スギ材の場合)。注文はメールアドレス=hama.29-sarusan@yahoo.ne.jp=へ。

 ツイッターでは「鼻笛制作 羽生工房」で活動を紹介している。注文を受けてから制作するため、届けるのに時間がかかる。

 

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