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【埼玉】

台風19号 さいたまで60件浸水

川からあふれ出た水に漬かった青果。市場のほとんどが出荷できなくなった=さいたま市桜区の浦和卸売市場で

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 さいたま市内では、緑区で70代男性が自宅屋根から転落して大けがを負ったほか、中央区や桜区を中心に約60件の床上・床下浸水があった。

 約40件の浸水被害が集中した中央区鈴谷地区では、13日朝から住民らが水に漬かった家財道具などを片付ける光景が見られた。50年近く住む沼田怜子さん(76)は「ここまで水が来たのは25、6年ぶり。床上まで水が上がって畳もぬれてしまい、元通りの生活になるまで何日かかるか…」と言葉少なだった。

 桜区では浦和卸売市場が、あふれ出た荒川の水に漬かり、関係者が不安げな様子。魚の卸を担当する伊藤博之さん(50)は「シャッターを閉じたり、飛びそうな物はひもでくくるなど風への対策はしたが、水害は想定外だった」と漏らした。

 南区の市立白幡中学校では、避難所として使用するはずだった体育館の入り口がひざ下まで水没。急きょ、校舎内の畳のある茶道室に誘導し、延べ67人が避難した。

◆東松山の大型商業施設も被害

 東松山市では、12日夜に同市葛袋で都幾川、13日未明に同市毛塚地区で九十九川が氾濫し、両地区や同市あずま町で浸水被害が出た。

 あずま町4の大型商業施設「ピオニウォーク東松山」では、1階が全て泥水につかり、商品が床に散乱。従業員は朝から排水作業や清掃に追われた。入り口には「しばらくの間営業を見合わせます」と手書きの張り紙。5時間以上作業しているという男性は「まったく終わりが見えない」と、ため息をついた。

 

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