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【埼玉】

台風19号 備品散乱、言葉を失う室内 124人救助、川越の特養

浸水被害に遭った特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」のヘルパー室。重い冷蔵庫が倒れていた=同市で

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 全面が滑りやすい泥に覆われた1階の床、倒れた個室のたんすやヘルパー室の冷蔵庫…。河川の氾濫による浸水被害に遭い、利用者と職員計124人がボートで救助された、川越市の特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」。14日夜に水が引き、職員ら約30人が15日朝から片付けを始めたが、備品などが散乱し、壊滅状態の室内に言葉を失っていた。

 渡辺圭司施設長(57)は「入居者は市内外の十カ所以上の高齢者施設が受け入れてくれ、職員が各収容先に出勤し、安心してもらうようにしている」と気丈な態度。一方、大量の災害ごみの処分については「市に問い合わせたところ、入居者の私物などは受け入れるが、施設の備品は民間業者に頼んでほしいと言われた」と困惑した様子だった。

 市環境施設課は「社会福祉法人の場合は災害ごみとして一部受け入れるが、医療系ごみなどは受け入れられない。個別に判断する」としている。

 施設入り口の道路では、ボランティアの男性らがスコップで泥などを取り除いていた。施設ではボランティアを十六日から正式に受け入れる。駐車場の余裕がなく、希望者は坂戸市塚越の坂戸キリスト教会で受け入れ、ピストン輸送するという。

 

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