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【埼玉】

参院補選 有権者、防災への注文相次ぐ 「生活支援や堤防整備を」

 選挙期間中に台風19号による大きな被害を受けた県内。候補者が活動を自粛する場面もあるなど選挙戦にも影響が及ぶ中、有権者は何に期待して1票を投じるのか。それぞれの声を聞いた。 (出来田敬司、寺本康弘、近藤統義、森雅貴)

 台風19号の被災者たちからは、防災への注文が相次いだ。自宅の庭が土砂で覆われた秩父市の主婦広川けい子さん(74)は「生活が元に戻るまで大変。国や県が支援できるようにしてほしい」。国会議員の定数にも触れ「きちんと仕事をしていない人が多すぎる。議員はそんなにいらないんじゃないの」と削減を求めた。

 越谷市の千間台地区で電器店を営む山崎正礼さん(76)は浸水被害を受けた。「土のうを積んで備えたが、店内が20センチほど水に漬かり、売り物の冷蔵庫や洗濯機を廃棄せざるを得なくなった」と嘆く。投票には行くつもりだが、関心は低いという。「土地が低く、大雨のたびに浸水するので水害対策を何とかしてほしいが、国会議員1人の力ではどうにもならないのでは」

 近くの堤防が決壊し、大規模な被害が出た東松山市早俣で自宅の片付けに追われる無職千代田孝明さん(64)は「生活の支援と堤防整備をしっかりやってほしい」と要望。築9年の平屋が天井近くまで浸水。現在は、親戚宅に避難して暮らす。防寒具なども全て泥水に漬かり、使えない。建て直しも難しく、掃除が終われば住み続けるつもりだ。「投票も無理かもしれない」現状だが、「選挙の時だけではなく、当選してからしっかりやってくれる人を応援したい」と話した。

 一方、発議に必要な議席数への影響から改憲に注目する人も。さいたま市浦和区の主婦田中良子さん(38)は「触れにくいテーマなのか、国民も話し合いを避けている感じがする」と説明。「しっかり議論し、良い方向に導いてくれると感じる候補者に投票したい」と語った。

 

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