東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

豚コレラ 本庄で県内4例目 ワクチンあすから接種

 本庄市の養豚場で県内四例目となる家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認された三十日、大野元裕知事は三十一日の県議会臨時会でワクチン接種に向けた条例改正案や補正予算案が可決されれば、十一月一日に接種を始める方針を示した。

 新たに確認された養豚場は、十一日に同市内で確認された三例目の養豚場から東へ二・二キロの移動制限区域内にあり、毎日の報告が義務付けられていた。県畜産安全課によると、二十九日に「食欲が落ちている豚がいる」との連絡があった。死んだり発熱などの異常が見られたりしたため、三十二頭を検査し、十七頭から陽性反応が出た。

 県は三十日、飼育する八百六十五頭全ての殺処分を開始。十一月二日までに死骸の埋却、場内の消毒といった防疫措置を完了させる。半径十キロ圏内には十六の養豚場があり、豚の移動を制限。三カ所に消毒ポイントを設けた。

 豚コレラは人には感染せず、食べても影響はない。県内では秩父市、小鹿野町、本庄市の別の養豚場のほか、周辺の野生イノシシからも確認されている。

 県は、ワクチンを初めに感染リスクの高い秩父、児玉、大里、比企、入間地域を対象に三週間かけて生後一カ月以上の豚約六万頭に打つ方針。他地域も合わせ計八万頭を来年二月上旬までに終わらせる。生後一カ月未満や今後生まれる豚も合わせ、年度内に十三万五千頭への接種を見込む。

 大野知事は報道陣に「関東に来る前、昨年の時点で対応すべきだった」と国の対応の遅さを批判した。 (飯田樹与)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報