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【埼玉】

障害有無超えた「たまり場」 緑綬受章 ふじみ野「とんぼの会」

とんぼの会の写真集やチラシを持って受章の喜びを語る村川さん(右)と小田さん=ふじみ野市で

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 二〇一九年秋の褒章が発表され、県関係は社会奉仕活動に功績のあった緑綬に二団体と個人一人、業務に精励した黄綬に六人、芸術文化に功績のあった紫綬に一人、公共の事務などに尽力した藍綬に十五人が選ばれた。このうち緑綬を受章した、ふじみ野市の「障がい者とともに とんぼの会」の関係者に喜びの声を聞いた。 (藤原哲也)

 とんぼの会は、障害者とボランティアが自然に集う「たまり場」として一九七六年に誕生。当時から障害の有無に関係なく自由な雰囲気が特徴だ。高校時代から会に参加する村川晴由(はるよし)代表(51)は「会を築き上げてきた先代の方々や、現在支えてくれる人たちに感謝したい」と受章を喜ぶ。

 発足当時は一軒家を拠点に、ボランティアが障害者の自立を支えようと読み書きなどを教えてきた。現在は小学生からお年寄りまで約五十人が活動。公共施設で合唱や料理などの練習に取り組むほか、さまざまなイベントを企画する。

 モットーは、障害者とボランティアが対等に一緒に遊んで楽しむことだという。村川さんは「障害のある、なしを意識しない間柄が理想」と力を込める。

 最大の行事は夏のキャンプだ。障害者も実行委員として参加し、それぞれが丸三日間を過ごすことで、絆が深まり成長の場になっている。このほか遠足やバーベキュー、クリスマス会なども開かれる。

 ダウン症があり、発足当初から会に参加する小田真(まこと)さん(56)は「障害のある人とない人が一緒につくってきた」と会の魅力を語り、受章については「素晴らしいこと。とてもうれしい」と笑顔を咲かせた。

 

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