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【埼玉】

<東京2020>車いすバスケ 魅力知る

 2020年東京パラリンピックの競技種目でもある車いすバスケットボールに関する行事が、狭山市の高校と皆野町の中学校であり、生徒が競技への理解を深めた。

◆諦めない気持ち パラ出場に

 日本代表・小田島さん、母校・狭山清陵高を訪問

お手本のシュートを決めて万歳する小田島さん=狭山市の県立狭山清陵高校で

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 狭山市では七日、東京パラリンピックに出場する女子日本代表の主力選手として期待される小田島理恵さん(30)=リクルートオフィスサポート=が、母校の県立狭山清陵高校(同市上奥富)を訪れた。小田島さんは「絶対に諦めない気持ち」と題した講演に続き、実技で競技の魅力をPR。鮮やかなシュートを決め、全校生徒約六百二十人から拍手を浴びた。

 小田島さんは二十二歳の時、事故で右脚と体幹機能に障害を負った。退院後のリハビリで巡り合った車いすバスケに心を奪われたという。講演では「右脚の感覚がなく、お風呂に入ってもお湯をこぼしても分からない」と明かした上で、「事故のおかげでこの競技と出会い、パラ出場の夢を持てた」とほほ笑んだ。

 障害のため腹筋を使えない小田島さんは実技で、車いすの車輪の外側にボールを乗せて手元まで持ち上げる「妙技」を披露。花束を渡した二年の山田彩乃さん(16)は「教わった、絶対に諦めない気持ちを胸に刻んで進んでいきたい」と感激していた。 (加藤木信夫)

◆「シュート速い」興奮 皆野の中学体験授業

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 皆野町皆野の町立皆野中学校では、車いすバスケの体験授業があり、全校生徒約二百十人が選手たちの話を聞いたり、実際にプレーしたりした=写真。

 障害者や障害者スポーツに対する偏見や誤解を払拭(ふっしょく)してもらおうと、自らも視覚に障害がある新井淑則教諭が中心となり企画した。

 授業には、所沢市と東京都で活躍する男女四選手が参加。選手たちはバスケ用の車いすは、体の向きを変えやすくするため、車輪が「ハの字」形に傾いていることなどを説明した。

 講義の後、生徒たちは車いすに乗って試合形式でプレー。生徒が放ったボールがゴールネットを揺らすたび、体育館は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 一年の大沢陽太さん(12)は「車いすを動かすのが難しかった。選手たちのシュートはとても速く感じられた」と興奮気味に話した。 (出来田敬司)

 

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