東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

埼玉古墳、県内初の群特別史跡に きょうから「史跡の博物館」ガイドツアー開催

特別史跡に指定するよう答申された埼玉古墳群=行田市で(県立さきたま史跡の博物館提供)

写真

 十五日の国の文化審議会の答申で、行田市埼玉(さきたま)の「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」が県内初の特別史跡に指定される見通しとなった。建造物などの有形文化財でいう「国宝」に相当する。

 埼玉古墳群は、五世紀後半から七世紀初頭にかけて大宮台地の先端に築かれた前方後円墳八基、大型円墳一基、複数の小型円墳からなる。その一つに墳長百二十メートルの前方後円墳「稲荷山古墳」があり、「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」をはじめとした出土品は、既に国宝に指定されている。

 県立さきたま史跡の博物館によると、当時のヤマト政権による東日本支配の様相や首長墓(しゅちょうぼ)の展開など、古墳時代を研究する上で重要な遺跡として高く評価されているという。山田琴子主任学芸員は「地域の人が大事に守ってきた遺跡が、価値のあるものとして認められて喜ばしい。今後も調査、整理し、守っていきたい」と話した。

 同博物館では、十六、十七、二十三、二十四、三十日の午後一時から三時間かけ、全ての古墳を巡るガイドツアー(無料、予約不要)を開催する。

 県内ではこのほか、神明(しんめい)貝塚(春日部市西親野井)、午王山(ごぼうやま)遺跡(和光市新倉三)を史跡に、旧県立松山中学校校舎(東松山市松山町)、島村老茶舗店舗(ろうちゃほてんぽ)兼主屋(おもや)(桶川市寿二)、星野家住宅主屋及び袖蔵(そでくら)(越生町越生)、世界無名戦士之墓(同)、百間(もんま)小学校すべり台(宮代町西原)を有形文化財に、それぞれ新たに指定するよう答申された。 (飯田樹与)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報