東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

読み刻む 小鹿野の言葉 町教委「ことだま百選」作成

小鹿野町教育委員会が作成した「おがのことだま百選」=小鹿野町で

写真

 小鹿野町教育委員会は、古くからの言い伝えや地元に関係する短歌など約百点をまとめた小学生向けの冊子「おがのことだま百選」を作成した。繰り返し暗唱し、文章の流れやリズムを身に付けてもらう。子どもの発達に合わせ、低・中・高学年向けの三種類を作った。

 「人間、志を立てるのに遅すぎることはない」「さはやかに半月かかる薄明の秩父の峡のかへり道かな」。冊子には古今東西の名文や名句がずらり。小学生にも楽に読めるよう大きな文字で表記されている。

 ことだま百選は二〇一二年に東京都杉並区立天沼中学校が始めた取り組み。「言葉こそ人間関係の基盤」との考えの下に、当時の校長と国語科の教諭がさまざまな文章をまとめ、現在は一般向けにも出版されている。

 おがのことだま百選は、バスの停留所や秩父地方の観音霊場「秩父札所」の寺院など、郷土色もたっぷり。表紙絵も地元の三人の画家がかかわるなど、手作り感にあふれた仕様となっている。

 笠原浩教育長は「たとえ意味が分からなくても、その後、その言葉に関する事柄に出合う。その時『そういうことだったのか』という感動とともに、深い理解に結び付く」と意義を強調する。

 低学年向け二百五十部、中学年向け三百部、高学年向け三百三十部で、いずれもB5判。町立図書館、町役場の窓口、小鹿野文化センターなどで閲覧できる。 (出来田敬司)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報