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【埼玉】

日和田山から思う最高峰 田部井さん、有志しのぶ モニュメントが完成

田部井淳子さんをしのぶモニュメント完成を祝う、夫の政伸さん(左から2人目)ら=日高市で

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 女性として初のエベレスト登頂を果たすなど世界的な登山家で二〇一六年に亡くなった田部井淳子さん=享年(77)=をしのぶモニュメントが、日高市の日和田山登山口駐車場に完成した。同山は川越市在住だった田部井さんががん発症後、リハビリを兼ねた登山を繰り返したことで知られる。田部井さんの月命日に合わせた二十日、完成式が催された。

 モニュメントは幅百六十センチ、奥行き八十センチ、台座を含む高さ百二十五センチ。田部井さんの夫政伸さん(78)と田部井さんを慕う登山愛好家が昨年六月、同山に登った際に「ゆかりのあるこの山にモニュメントがあったらいいよね」との声が上がり、つながりのある有志六人で建設計画を進めてきた。

 一七年の「国際バラとガーデニングショウ」(所沢市)で大賞を受賞した造形デザイナー浅見純一さんが施工。エベレストをイメージしたモニュメントに、田部井さんの写真と感謝文を記したステンレスプレートを埋め込んで全体を整えた。建設費六十六万円は全て、趣旨に賛同した人からの寄付で賄ったという。

 政伸さんは「日和田山は五十年前、私たちが岩登りを本格的にスタートさせた、いわばホームグラウンド。登山をする方に妻のことを知ってもらいつつ、美しい自然を楽しんでもらえれば、うれしい」と話した。 (加藤木信夫)

 

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