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【埼玉】

JR川口駅 他路線停車 市要望 実現見通せず

 京浜東北線しか止まらないJR川口駅に、湘南新宿ラインなども止めてほしい−。川口市が長年、JR東日本に訴えている悲願の実現が見通せない状態になっている。奥ノ木信夫市長は二十二日の定例会見で、二十日にJR東に要望書を提出したが、収益低下への懸念など高いハードルを示されたことを明らかにした。

 川口駅の利用客は一日約十六万人に上り、県内では大宮駅と浦和駅に次ぐ規模。しかし、ホームが一つしかなく、遅延や運休時には人があふれて混雑し、入場制限されることもある。

 市は輸送力の強化を求め、二十年以上前から京浜東北線だけでなく他路線の停車もJR東に繰り返し要望。ホームの拡張を見据えて駅西側に公共用地を確保し、本年度予算には二千五百万円余りの調査費も計上している。

 奥ノ木市長によると、二十日はJR東の副社長らと面会。JR側からは、川口駅に停車すると他の駅間の速達性が失われ、収益低下を招く▽同駅は夜間に貨物列車が通り、工期の制約が多い▽コンコースの拡張も必要になる−などの課題を伝えられたという。

 奥ノ木市長は会見で「これまでは門前払いだったが、初めて問題点を具体的に挙げてもらった。真剣に検討してくれていると感じた」と述べたが、示されたハードルは高い。市が応分の負担を検討している工事費も想定以上の額が示されたといい、市は概算を今後詰めるとしている。 (近藤統義)

 

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