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【埼玉】

豚コレラ 東秩父の県有地に県が汚染物を埋却

 県内で初めて家畜伝染病「豚コレラ」が確認された秩父市の養豚場での防疫措置の際、県が東秩父村の県有地に飼料などの汚染物を埋却していたことが、県への取材で分かった。村民への事前説明がなかったことから反発する声もあり、大野元裕知事は二十五日の定例会見で「緊急かつ非常事態だったが、誠意を持って対応したい」と述べた。

 県畜産安全課によると、この養豚場の業者が所有する隣接地に埋却する予定だったが、地下に水道管があることが判明。このため、堆肥や飼料、作業員が着た防疫服を入れたフレコンバック二百五十二個を県有地である東秩父村の秩父高原牧場の牧草地の一画に埋めた。水質の悪化や土砂崩れの恐れはないという。

 国の防疫指針では、汚染物の埋却は原則、発生養豚場の敷地内ですることになっているが、確保できない場合は国と協議して別の場所にすることを認めている。今回も国と協議し、許可を得たという。

 一方、指針は必要に応じて住民への説明を求めているが、県は防疫措置を優先したため、事後に説明する形に。同課の担当者は「丁寧さに欠けた」と認めた上で、定期的に水質検査を行うとした。 (飯田樹与)

 

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