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【埼玉】

夜祭の山車「中近笠鉾」原図を公開 秩父神社、愛好者たち訪れ

一般公開が始まった秩父夜祭の山車「中近笠鉾」の原図=秩父市で

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 秩父夜祭(12月2、3日)の山車の一つ「中近笠鉾(なかちかかさぼこ)」の原図の一般公開が25日、秩父市の秩父神社平成殿で始まった。東京・浅草橋の老舗人形店「吉徳」が「屋台図」として所蔵していて今夏、中近笠鉾の原図だと確認された貴重な資料。一目見ようと、初日から多くの愛好者たちが訪れた。 (出来田敬司)

 図は縦四五・五センチ、横六〇・五センチ。車軸に乗る木が反っており、秩父の山車の特徴を色濃く映し出している。祭礼研究家らが七月、図と笠鉾の写真を照合し、中近笠鉾の原図だと確認した。

 秩父市文化財保護審議委員会の千島公一さんは、笠鉾の建造時期に照らして一八八〇〜九四年の制作と推定。新たに実物の十分の一のスケールで描かれていることを突き止めた。

 一般公開では、秩父神社平成殿の二階展示室に掲示している。全国各地の山車に関心があるという秩父市山田の小林知司(ともじ)さん(65)は「細かい線を手描きしている。職人の緻密な仕事に驚く」と話していた。

 公開は十二月六日まで(二、三日は除く)の午前十時〜午後四時半。入場無料。中近笠鉾の特徴を示した小冊子「中近笠鉾ミニガイド」を配布している。

 

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