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【埼玉】

行田足袋「伝統証紙」へ期待 県内5件目 国の「伝統的工芸品」に

伝統的工芸品に指定された行田足袋。伝統的な白(右)と、若者らに人気の柄足袋=行田市で

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 行田市で製造されている「行田足袋」が、国の「伝統的工芸品」に指定された。県内では五件目。市は今後、国の経済的支援を受けて後継者育成や販路拡大など産業振興に取り組める。

 行田商工会議所などによると、行田足袋は綿100%。市内製造というほかは、他地域の足袋と外見的な違いはないが、中山道の旅人向けの特産品として江戸時代から伝統的技法を守り続けてきた歴史がある。一時は全国シェアの八割を誇った市の看板商品だ。

 伝統的工芸品は所定の検査を通れば、品質価値を証明する「伝統証紙」のシールを貼って販売でき、来年六月ごろの実現を目指す。南部鉄器(岩手)や江戸切子(東京)、九谷焼(石川)など全国的に知られた品も多く、行田足袋も国が認めるブランド品としてこれらの仲間入りが期待される。

 市によると、通気性が良くてソックスの代わりに日常的に使えるおしゃれな履物として、カラフルな色柄の「柄足袋」が若者に人気という。海外向けに「サムライ足袋」としてアピールしている業者もある。石井直彦市長は「柄足袋は欧州でも人気。街の活性化の一翼を担ってくれるのでは」と期待を寄せた。 (渡部穣)

伝統工芸品としての品質を保証する「伝産証紙」

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