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【埼玉】

<秩父点描>雨中に「ホーリャイ」 「夜祭」宵宮

目抜き通りを引き回される2基の屋台

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 日本三大曳山(ひきやま)祭りの一つ「秩父夜祭」の前夜祭「宵宮(よいみや)」が二日、秩父市中心市街地で開かれた。あいにくの雨となったが、各町の山車の巡行や、秩父地方の絹織物「秩父銘仙」を取りそろえた絹市などがあり、江戸時代から続く秩父の伝統文化が花開いた。

 この日は、六基の山車のうち、宮地、上町、中町、本町の屋台四基がお目見え。「トントコ、トントコ」という小気味よい秩父屋台囃子(やたいはやし)の太鼓のリズムに乗せて、はやし手たちが屋台の上から「ホーリャイ、ホーリャイ」と声を掛け、周囲を景気付けた。

 見せ場は、てこの要領で車輪を浮かせて方向を変える「ギリ回し」や、屋台を舞台にして少女らが長唄を披露する「曳(ひ)き踊り」。スマートフォンや一眼レフカメラを構える見物客の姿が、あちこちで見られた。

 日本の祭りを見て回るのが好きというフランス・リヨンの大学生エミリー・マエストラティさん(25)は「太鼓の音を聞いていると気持ち良くなってくる。屋台の上で人が踊るのも、とてもユニーク」と喜んだ。

 秩父神社に近い黒門通りや買継商通りでは「秩父夜祭絹市〜ちちぶめいせんマルシェ」の開場も。秩父銘仙の着物や羽織、端切れなどが即売され、お祭りムードに花を添えていた。

 三日の大祭は、屋台四基に加えて中近と下郷の笠鉾(かさぼこ)二基も巡行する。打ち上げ花火をバックに、難所の「団子坂(だんござか)」を駆け上がり、午後十時ごろ市役所そばの「御旅所(おたびしょ)」に集結する。 (出来田敬司)

絹市で織物を手に取る女性客ら=いずれも秩父市で

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