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【埼玉】

「越水」で決壊と結論 台風19号で越辺川など 強化策など復旧方針も

 台風19号による堤防決壊の原因などを調査する国土交通省関東地方整備局の「荒川水系越辺(おっぺ)川・都幾(とき)川堤防調査委員会」は二日、さいたま市内で第三回会合を開き、東松山市から川越市にかけての越辺川と都幾川の堤防計三カ所の決壊原因を「越水」と結論付けた。会合では決壊区間の復旧方針も議論され、堤防の強化策や段階的な拡大整備などの方向性が決まった。 (藤原哲也)

 会合では越水範囲の特定に加え、堤体や基礎地盤の土質調査内容などが報告された。その結果、三カ所とも、堤防を越えた水によって川と反対側の堤防の斜面などが徐々に削れるなどして土台が緩み、水圧に耐えられなくなるなどして、決壊に至ったとした。

 復旧方針の話し合いでは、川底を掘って水位を低くする「河道掘削(かどうくっさく)」などを基本とし、決壊箇所は新たに盛り土した堤体をコンクリートで強化し、再び越水した場合を想定して堤防上部も舗装するなどの「危機管理型ハード対策」を実施することなどを決めた。今後は、現場ごとに詳細な設計を詰めていくという。

 会合終了後、東京電機大名誉教授の安田進委員長は「越水対策はさまざまなやり方があるので、総合的に考えていかなければならない」と述べた。

 

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