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【埼玉】

<秩父点描>そびえる山車6基 秩父夜祭・大祭

中町屋台を舞台に組み替えて上演された、子どもたちの歌舞伎=いずれも秩父市で

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 3日に大祭を迎えた、秩父路最大の祭事「秩父夜祭」。「屋台」「笠鉾(かさぼこ)」と呼ばれる各町会の山車6基が勢ぞろいし、はやし手の掛け声と秩父屋台囃子(やたいはやし)の太鼓の音が一層にぎやかさを増した。秩父神社での神楽の奉納や、屋台を舞台にした歌舞伎の上演もあり、秩父の民俗芸能が各所で花開いた。 (出来田敬司)

 秩父市中町の家電量販店の駐車場では、留め置かれた中町屋台が即席の舞台に早変わり。芸能団体「小鹿野津谷木(つやぎ)歌舞伎」の子ども役者たちが、戦国時代の武将明智光秀の半生を描いた「絵本太閤記十段目 尼ケ崎閑居之場」を披露した。

 小学三〜六年の男女七人が一族の悲劇を好演し、客席からは惜しみない拍手が送られた。光秀を演じた小鹿野町立小鹿野小六年の日野原大麒(たいき)君(12)は「緊張もしたが、ワクワク感もあった。うまくできて良かった」と笑顔で話した。

 日没後の午後六時ごろには、山車六基が秩父神社を出発。周囲に飾られたちょうちんとぼんぼりが、冬の夜空を明るく照らし出した。香港の公務員レイ・フォンさん(35)は「中国の新春のお祭りに似ているが、山車を見るのは初めて。みな幸せそうなのがいいね」と満足そうだった。

     ◇

 秩父市はこの日、米国出身のタレント秋乃ろーざさんと女優武内おとさんの二人を初の「ちちぶ銘仙大使」に委嘱。秩父地方の絹織物「秩父銘仙」のPRに努めてもらうという。

夜が迫る中、秩父神社で出発を待つ2基の山車

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