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【埼玉】

令和初の式典会場で聞く 新成人、描く未来は 県内7万4114人が門出

手拍子しながらサスケの歌声に聞き入る新成人たち=さいたま市で

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 令和最初の成人の日となった十三日、県内でもさいたま市や成人式発祥の地とされる蕨市など十七市町で成人式の式典があった。県内の新成人は、昨年十一月一日現在で前年比三百六十人増の七万四千百十四人。各地で盛り上がった式典を紹介するとともに、新成人に将来の夢や間近に迫った東京五輪・パラリンピックへの思いなどを聞いた。 (森雅貴、藤原哲也)

 さいたま市の成人式はさいたまスーパーアリーナであり、一万三千四百三人の門出を祝った。会場には毛呂山町出身のデュオ「サスケ」が駆けつけ、代表曲「青いベンチ」を熱唱して新成人を激励。式典後は新成人同士で昔話や記念撮影で盛り上がるなどして和やかな時間が流れていた。

 一方、新成人からこんな要望も。多くの大学では翌十四日に試験があるため、「気が休まらない」との嘆きが聞かれた。大阪の大学に通う男子学生(20)は「あすテストがあるため同窓会を早めに切り上げて帰る」と話し「一生に一度の機会。配慮があってもいいのでは」と注文していた。

 蕨市の式典は市民会館で開かれ、約四百人が出席した。同市では終戦直後の一九四六年、社会が混乱する中でも時代を担う青年たちを励まそうと、当時の青年団が成年式を開催。その名残から同市では今も式典は「成年式」と呼ばれる。

 式典では代表者による青年の主張や二十歳の誓いが披露された。実行委員会の委員長を務めた大学生の武藤隼人(はやと)さん(19)は「蕨の素晴らしい伝統を守りながら、次の世代に引き継いでいきたい」と話していた。

 ふじみ野市は勤労福祉センターホールで式典を開いた。新成人代表の横山円香(まどか)さん(20)が「さまざまな価値観を理解し、責任を果たせる大人になりたい」と決意表明。式典後、新成人らは恩師との再会などで喜びを分かち合っていた。

◆三つの質問

(1)将来の夢

(2)今の社会の課題、改善点

(3)東京五輪・パラリンピックへの思い

◇関根萌衣さん(学生、さいたま市) 困っている外国人に声を

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(1)医療事務の仕事を通じて患者の役に立つ

(2)「桜を見る会」などで税金の使い方が不透明。本当に必要な所に使ってほしい

(3)外国人などが困っていたらできるだけ声を掛けたい

◇並木珠那(まりな)さん(専門学校生、さいたま市) スポーツの力で平和に貢献

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(1)Bリーグ(プロバスケットボール)のコーチ

(2)戦争が今にも起こりそう。もっとそれぞれの国が話し合いをするべきだ

(3)スポーツの力で平和な世の中に貢献してほしい

◇赤坂拓海さん(専門学校生、蕨市) 患者さんに寄り添う存在に

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(1)柔道整復師。患者さんに寄り添える存在になりたい

(2)税金など若い人の負担が増えているのは問題。もっと若者に投資する社会を

(3)ボランティアをする予定なので自分の仕事を全うしたい

◇岸ひなたさんと娘の日和理(ひより)ちゃん(5カ月)(主婦、ふじみ野市出身・東京都荒川区) 託児所付きの職場増やして

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(1)栄養士の仕事と子育ての両立

(2)子育てをしながら働けるように託児所付きの職場をもっと増やしてほしい

(3)同世代の選手に頑張ってもらいたい

◇桐原彰大(あきひろ)さん(大学生、さいたま市) 新しいシステムを生む仕事に

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(1)新しいシステムを生み出す仕事

(2)若者が選挙で投票に行かないのは問題。香港などと比べ、政治への関心が低い

(3)就職活動を控えていて、五輪後の景気の停滞が気掛かり

◇本山桃菜さん(三芳町職員、ふじみ野市出身・川越市) 出場選手のように努力重ねたい

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(1)三芳町をもっと住みやすい町に

(2)核家族化し、震災時などに高齢者が孤立しやすい。地域のつながりを持てる施策を実現したい

(3)日本に活気が出そう。出場する選手のように努力を積み重ねたい

◇中尾圭佑さん(大学生、ふじみ野市) 教育 コミュニケーションに重きを

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(1)ホテルマンとして日本の文化を伝えたい

(2)人工知能(AI)に仕事を奪われつつある。コミュニケーションに重きを置いた教育を

(3)困った人を見たらすぐに声を掛ける日本人の長所を海外の人に見てほしい

◇渡辺伊与里さん(大学生、蕨市) 地元のサッカー会場で試合見たい

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(1)ホテルウーマンになりたい。おもてなしをするのが好きなので

(2)高齢者や飲酒運転による事故が多い。運転免許の更新ルールなどを見直すべきだ

(3)五輪を間近で見られるのはすごいこと。地元でやるサッカーは会場で見てみたい

「成年式発祥の地」の記念像の前で記念撮影する新成人たち=蕨市で

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