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【埼玉】

<秩父点描>数珠回し 願う疫病退散 長瀞で「風布の回り念仏」

住民らが大きな数珠を手渡しで回す「回り念仏」=長瀞町で

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 数人が輪になり、大きな数珠を手渡しで回す民俗行事「風布(ふうっぷ)の回り念仏」が十六日、長瀞町の風布地区であった。住民らは太鼓とかねのリズムに合わせながら、疫病の退散を祈願した。

 毎年、小正月とお盆の時期に実施。戦国時代の鉢形(はちがた)城(寄居町)の落城で命を落とした先祖を供養したことに由来するともされる。

 数珠の長さは約八メートルで、玉はキリの木で作られている。住民らは阿弥陀ケ谷(あみだがや)、蕪木(かぶらぎ)、大鉢形の三つの集落の十数戸を巡り、各戸の前で数珠を手に取って五周回す。

 住民らはこの日、絶好の青空の下、息を合わせて数珠を手回し。「トン、トト、トントン」「カン、カカ、カンカン」という太鼓とかねの音が、山あいの集落に響き渡った。 (出来田敬司)

 

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