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【埼玉】

<各駅停車>空気

 「やっぱり、だめかもしれません」。昨年六月、性的少数者(LGBT)を支援する市民団体「レインボーさいたまの会」代表・加藤岳さんから連絡を受け、加須市議会へ向かった。パートナーシップ制度を求める請願がまた不採択になるかも、と不安そうだった。

 同市議会では一度、不採択となったが、再挑戦していた。多数決をとる委員会を傍聴。「国や県の動きがそこまでなのに、市で突出するのは早い」との意見も出たが、結果は全会一致で採択された。

 前回は反対した市議に、なぜ賛成したのか尋ねた。「正直、田舎だと当事者と会う機会もないし、よく分からないけどね。LGBTを認める風潮には逆らえない」。心から理解したわけではないのか−と、一瞬残念に思ったが、押しつけるのは違うと考え直した。

 「いろんな性があっていいじゃない」という空気が「田舎」まで届いている。それってすごいことだ。加藤さんも「想像以上の追い風が吹いている」と喜んだ。 (浅野有紀)

 

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