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【静岡】

台風19号 県内被害 風雨猛威 県東部にも爪痕

道路などが広範囲で冠水している沼津市大平地区

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 大型で強い台風19号がもたらした風雨は十三日、県東部にも深い爪痕を残した。函南町では土砂崩れで送水管が損壊、給水を受ける熱海市などで最大九千世帯超が断水の恐れがある。沼津市大平地区では、狩野川の支流があふれて周囲の住宅などに浸水。小山町では川のコンクリート製の護岸の一部が崩れた。御殿場市では、水路で行方不明になった男性の捜索が続いた。 (前田朋子、杉原雄介、山中正義)

 県によると、人的被害は、御殿場市の行方不明のほか重軽傷者は五人。住宅被害は午後三時現在、御殿場市で一部損壊が一棟あったほか、床上浸水が八十一棟、床下浸水百六十九棟だった。

 避難指示は十一市町であったがいずれも解除。避難勧告は三十市町から小山町のみになった。避難者数は最大九千六百五十九世帯の二万五千五十八人だったが、十四世帯の五十四人まで減った。

 東京電力によると、午後五時半現在、下田市や南伊豆町などで八千戸が停電している。

◆JR東海・身延線はきょう始発から再開

 県内の交通機関では、JR東海の東海道新幹線は東京−名古屋間で始発から運転を再開、東海道線、御殿場線、伊東線、飯田線は正午すぎまでに運転を再開した。身延線は、線路内に石が流入した影響で、西富士宮−鰍沢口で終日、運転を見合わせ、十四日の始発から再開する。

 私鉄の伊豆急行、伊豆箱根鉄道駿豆線、岳南電車、静岡鉄道、大井川鉄道、天竜浜名湖線、遠州鉄道は十三日中に全線で運転を再開した。

 静岡空港では、フジドリームエアラインズ(FDA)と全日空(ANA)の国内線四便を欠航した。

 中日本高速道路によると、東名、新東名、中部横断道は午後四時までに全線で通行止めを解除。国道では午後三時現在、小山町内の国道246号と、県道四十八カ所、伊豆スカイラインの一部などで通行止めが続いている。

◆沼津・大平で道路が冠水 狩野川支流氾濫か

 狩野川の支流が流れる沼津市の大平地区では十三日午前、道路が冠水したままだった。住民は近くの田んぼから流れてきた稲わらの掃除などに追われていた。冠水は支流の氾濫が原因とみられる。

 住宅用の材木加工工場を設けている星谷武志さん(68)は「工場内も二十センチ以上浸水し、使えなくなった機材もあると思う。後片付けや仕事の予定の調整が大変そう」と声を落とした。

 自宅前の市道が冠水したパート岩崎妙子さん(65)は「車が出せないから買い物にも行けない。三十年くらい住んでいるが、ここまでひどいのは初めて」と話した。

 市は、国交省沼津河川国道事務所と協力して排水ポンプ車を送り、復旧にあたった。

 

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