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【静岡】

登録有形文化財に「小栗家住宅主屋」 国の文化審、答申

和風住宅の中央に洋室がある小栗家住宅主屋。一番左が移築されてきた別荘建築=沼津市上香貫槙島町で

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 国の文化審議会は15日、和風と洋風の住宅が一体化した外観が特徴的な、沼津市上香貫槙島町の「小栗家住宅主屋」を登録有形文化財に盛り込み、浜松市天竜区の前方後円墳「光明山古墳」を国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申した。特別史跡の磐田市見付の「遠江国分寺跡」は指定範囲の追加を答申。いずれも近く正式に登録される見込み。

 小栗家住宅主屋は、木造平屋建てで、建築面積は147平方メートル。沼津市文化財センターによると建築時期は不明だが、もともとは沼津御用邸記念公園(同市下香貫)の近くにあった別荘とみられる。

 明治時代後期の1900年代に現在の場所へと移築された。市内では12件目の登録となる見通し。

 移築当初は東側の和室のみだったが、大正時代に青いスペイン瓦の屋根が目を引く洋室、昭和時代初期には座敷を増築。和風住宅の中央に洋室がある独特の構造となった。

 小栗家は47年から所有しており、現在は敷地内に住む小栗敞(たかし)さん(75)の家族が仏間や書斎として利用している。敞さんは「昔は『槙島の御用邸』とも呼ばれていたと聞いている。文化財となることで、建物が後世まで残ってくれたらうれしい」と語った。

 市は来年3月以降に、小栗家住宅主屋の一般公開を検討している。 (杉原雄介)

 

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