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【静岡】

20年度県予算案 五輪、水害対策など重点 一般会計1兆2792億円

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 県は十三日、一兆二千七百九十二億円の二〇二〇年度一般会計当初予算案を発表した。一九年度当初比6・0%増。消費税増税による歳入増、道路・河川整備や今夏の東京五輪・パラリンピックの大会準備費などがかさみ、川勝平太知事の就任(〇九年)以来で最大規模となった。 (広田和也、三宅千智、岸友里)

  ◆スポーツ

 東京五輪・パラリンピック関連で十八億九千百万円を計上。県東部を会場とする自転車競技の運営費が主で、交通輸送や暑さ対策、ライブサイトの設営に充てる。小中学生一万二千四百人を招待する。

 「ナショナルサイクルルート」の指定を目指し、四億七千万円で太平洋岸自転車道を改修する。オリ・パラを契機に文化・芸術の魅力を発信する「文化プログラム」に三億三千六百万円。大会後、芸術活動を支援する機関「アーツカウンシル」の設立を目指す。

  ◆防災

 頻発する大規模風水害を踏まえ、水災害対策プラン策定などに四億二千万円。過去十年間で床上浸水が起きた地域を中心に減災対策を講じる。

 南海トラフ巨大地震で想定される犠牲者を二二年度末までに八割減らす目標の達成に向けた市町の取り組み支援に二十七億円。停電対策として樹木の計画伐採、非常用電源として外部給電機能がある電気自動車(EV)の購入費の一部を市町に助成する。

  ◆暮らし・子育て

 登下校時の子どもの安全確保で通学路の防犯カメラ設置の助成に八百七十万円。特別支援学級の支援に六千二百万円を充てる。公立中学・高校への部活動指導員数を増やすなどスポーツ人材活用推進に九千六百八十万円。私立学校の授業料減免の助成に八十七億六千七百二十万円。

 高齢医師らの再就業に向けた就労相談窓口の設置など医師確保対策に十三億一千三百万円を計上する。

  ◆観光・産業

 誘客促進に観光関連全体で二十億四千四百十万円を投じる。会員制交流サイト(SNS)や海外メディアでの情報発信を強化。二十四時間体制で十カ国語の通訳・翻訳を担う多言語コールセンターを設置する。

 農林水産物や茶、日本酒など県産品の輸出販路拡大に挑戦する事業者らの支援に六億五千四百六十万円。

 マリンバイオ産業振興と環境保全の拠点づくりで六億四千九百二十万円。駿河湾などの海洋データを蓄積し活用する基盤を作る。

  ◆多文化共生

 外国の人も暮らしやすい社会を目指し計十二億六千七百八十万円を投じる。医療機関での電話通訳サービスの整備、保険制度や受診の流れを説明する多言語リーフレット作成に四百六十万円を充てる。外国人児童・生徒の支援に一億四千二百七十万円。外国籍の子が多い小中学校を中心に翻訳機七十台を配備する。性的少数者(LGBT)など性の多様性を踏まえた行政サービスの検討、県民の理解促進に三百万円を充てる。

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