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【静岡】

新富士駅 降臨!段ボール「イグザイン」 「ガンダム」デザイン 大河原さん考案

設置されるイグザインの頭部=いずれもJR新富士駅で

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 富士商工会議所などは、東海道新幹線新富士駅(富士市川成島)の駅ビル「アスティ新富士」で、段ボールで作ったロボット「イグザイン」の頭部の展示を始めた。「機動戦士ガンダム」シリーズのメカニックデザインを手掛けた大河原邦男さんが考案したキャラクターで、富士市の代表的産業である紙加工技術を内外にPRする狙いがある。 (前田朋子)

 イグザインは、ロボットアニメを見て育った四十〜五十代の製造業者らが参加して進めるプロジェクト「全日本製造業活性化計画」(JMRP)のシンボルとして大河原さんがデザインを提供した。現在、ソフトビニール人形などの形で、全国の中小・零細企業の技術PRの材料として使われている。「ガンダム世代」を中心としたロボット好きにも知名度を上げつつある。

 今回、段ボールによるイグザインは、自動車部品・金型加工やイグザインのミニプラモデルの製作販売の「エムアイモルデ」(同市比奈)、段ボール製造の富士木材(同大淵)、紙ひも製造の植田産業(同依田橋)の三社が手掛けた。いずれも同商議所の「富士ブランド新商品開発プロジェクト」に参画している。

 東京のデザイナーが手掛けたデフォルメ版のペーパークラフトをベースに、頭部を高さ七十五センチ×幅百五センチ×奥行き七十七センチに「巨大化」させた。段ボール部分は富士木材、緑色が鮮やかなカメラアイ部分は近年手芸用品としても人気を集める植田産業の紙バンド製。設計から組み上がりまで、約二カ月かかった。

 大河原さんによるロボットの本体デザインは白だが、今回は素材をアピールするため、あえて着色しなかった。アスティ内の一階ホールから二階にかけての階段に展示している。

 富士市内には優れた技術力がありながら、見えやすい形で提示するのが苦手な企業が多くあるとされる。エムアイモルデの宮城島俊之社長は「新幹線の駅は県外やインバウンドの玄関口。紙産業の会社に高い技術力があることを一人でも多くの方に知ってほしい」と話し、新たなビジネスチャンスにも期待する。展示は三月十三日まで。アスティ開館中の午前七時〜午後十一時に見ることができる。

頭部のもととなったデフォルメ版のペーパークラフト

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