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【静岡】

スーパービュー踊り子 引退 最後の姿に「ありがとう」

スーパービュー踊り子のラストランを見送る鉄道ファンら=伊豆急下田駅で

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 首都圏と伊豆半島を結ぶ特急列車「スーパービュー踊り子」が十三日、引退した。最後の姿を目に焼き付けようと、県内の停車駅には多くの鉄道ファンらが駆けつけた。

 JR熱海駅では、駅員が「踊り子」を描いたモザイクアート(縦一・六メートル、横二メートル)を手づくりし、プラットホームで掲げた。旅の思い出をテーマに、駅員が撮影した写真約三千枚を貼り付けて製作。仕事の合間を使って三十〜四十人が関わり、約一カ月で完成させた。

 鈴木純駅長は「踊り子のデビュー後まもなく入社したので愛着があった。当時のリゾート列車のシンボル。『お疲れさま』と声を掛けたい」と目を細めた。

 伊豆急下田駅では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、撮影会は中止になったが、同駅発の最後の上り列車への乗車や見送りに大勢のファンが詰め掛けた。

 「たくさんの想(おも)い出をありがとう」の横断幕も掲げられ、埼玉県蕨市の会社員男性(34)は「車体がぼろぼろになるまでよく走ってくれた」と語り、夢中でシャッターを切っていた。

 スーパービュー踊り子は一九九〇年四月二十八日に営業運転を開始した。ダイヤ改正に合わせて引退、十四日からは「サフィール踊り子」がデビューする。 (山中正義)

手づくりのモザイクアートを掲げ、スーパービュー踊り子を見送る駅員たち=JR熱海駅で

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