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【静岡】

<東京2020延期>「やるべきこと変わらない」 戸惑い、安堵 県内反応

夏に向けて大会機運盛り上げの準備が進んでいた伊豆箱根鉄道修善寺駅=伊豆市内で

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 東京五輪・パラリンピックの一年程度の延期が決まった。県内でも二十五日、選手や自転車競技会場の関係者、自治体、聖火ランナーらから、戸惑いや延期後の開催に向けた決意など、さまざまな声が出ていた。 (佐野周平、杉原雄介、山中正義)

◆選手 

 「中止という話も出ていたからほっとしている」。三大会連続のパラリンピック出場を目指す、車いすラグビーの若山英史(ひでふみ)選手(35)=沼津市=は安堵(あんど)を口にした。「延期になってもやるべきことは変わらない。一年程度というメドは示されたので、しっかり準備したい」

 一方、マウンテンバイクで五輪出場を狙うチームブリヂストンサイクリング(三島市)の平野星矢(せいや)選手(32)は「先が全く読めない」と戸惑う。三月以降の五輪ポイント対象レースがほぼ中止になり、これまで獲得したポイントの一部も無効となる可能性がある。「選考がどうなるのか早く知りたいが、状況が状況だけに仕方ない。今はゆっくり待ちたい」と話した。

 延期をプラスに捉えるのは、東京五輪で初採用される空手の組手男子67キロ級で日本代表に決まっている佐合(さごう)尚人選手(27)=御殿場西高卒、高栄警備保障。本来の階級が60キロのため「体作りができる期間が延びるのはいいこと」とした。ただ、今後改めて代表選考が行われる可能性も。「現時点では何も聞いてない。深く考えずに日々できることをするだけ」と力を込めた。

◆会場 

 ロードレースのゴール地点の富士スピードウェイ(小山町)の担当者は「状況的に仕方ないが、できれば延期後の開催時期も示してほしかった」と話した。

 競技会場になるのは七月と九月の計七日間だが、準備期間も含め六月八日〜九月三十日は施設全体を貸し切りにしていた。「先の予約を受け付けても、そこがちょうど延期後の開催期間にかぶってしまう可能性もある」とし、「五輪を優先的に考えることになるが、どのような形で先の予約を埋めるか検討が必要」とした。

 トラックとマウンテンバイクの会場となる日本サイクルスポーツセンター(伊豆市)では昨年十月以降、オリパラ準備で遊園地施設やサーキットの営業を中止している。来年三月に再開予定だったが、担当者は「延期で営業中止が長引くと設備のメンテナンスもできず、客が離れる恐れがある」と声を落とす。

 

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