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【スポーツ】

巨人・丸「一から勝負」 広島からFA移籍表明

広島から巨人への移籍を表明し、取材に応じる丸佳浩外野手(中央)=マツダで

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 広島から国内フリーエージェント(FA)宣言し、去就が注目された丸佳浩外野手(29)が30日、巨人移籍を表明した。広島市のマツダスタジアムを訪れて広島球団幹部にあいさつした後に「ジャイアンツにお世話になろうと思う。野球人として環境を変えて、また一から勝負したい気持ちが一番強かった」と決断の理由を語った。

 2年連続でセ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた好打者。広島から4年総額17億円とみられる条件で残留を熱望され、故郷千葉を本拠地とするロッテとも入団交渉に臨んだ。巨人とは24日の交渉で原辰徳監督から「まだまだ長い野球人生の中で(移籍は)絶対にプラスになる」と熱意をぶつけられ「さらにレベルアップしたいと思った」と覚悟を決めた。巨人からは広島を上回る好条件が提示されたもよう。

 千葉経大付高から2008年に高校生ドラフト3巡目で広島に入団し、走攻守三拍子そろった外野手として活躍。11年目の今季はリーグ2位の39本塁打を放ち、最高出塁率のタイトルを獲得するなどして、チームを球団史上初のリーグ3連覇に導いた。

◆一問一答 一日一日非常に悩んだ 

 巨人移籍を表明した丸の一問一答は次の通り。

 −移籍決断の理由は。

 野球選手、野球人として、環境を変えて、また一から勝負したい気持ちが一番強かった。

 −熟考の末だったか。

 一日一日非常に悩んだ。一日の中でも、残る、残らないと、自問自答を繰り返す毎日だった。しっかり納得がいくまで考えた上で、昨日(29日)の夜に結論を出した。

 −巨人との交渉に同席した原辰徳監督からは。

 カープのいいものをジャイアンツに持ってきてくれればいいと言われた。まだまだ長い野球人生の中で(移籍が)絶対にプラスになるという言葉を頂いたので、さらにレベルアップしていきたいと思った。

 −巨人の印象は。

 本当に勝負強いチーム。あまり勝負強くない僕がどうかなという気持ちも多少あるが、少しでもチームのプラスになれるようにしていきたい。

 −広島ファンには。

 まずは11年間、こんな選手を応援してくれたことに感謝したい。来季は敵チームになってしまうが、いい意味で、恩返しができればと思う。

◆原監督は笑顔 中軸候補として期待

 丸が巨人移籍を表明したことを受け、巨人の原辰徳監督と石井一夫社長が30日、東京都内で取材に応じた。球界を代表する強打者の獲得に成功し、原監督は「ジャイアンツにいい影響を与えてくれると思う」と笑顔で話した。

 この日の午前中に丸本人から原監督に直接、電話があったという。24日の初交渉に同席し「誠意をお話しできた」と語っていた指揮官は「よくぞジャイアンツを選んでいただいた。私自身にも、ファンにとっても吉報」と喜んだ。

 「頑健な体、強い心がある。まだこれから脂が乗るところ」と期待を寄せ、打順に関しては「中心のところでやってくれると思っている」と中軸候補に挙げた。

 入団交渉では練習環境について熱心に聞かれたという。シーズン中も豊富な練習量をこなしているだけに、石井社長は「卓越した技量、実力と合わせて若い選手のお手本になってもらえると感じている」と話した。(中川耕平)

 

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