東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

卓球グランドファイナル最年少V 張本「実感湧いてきた」

写真

 韓国の仁川で行われたワールドツアー上位選手によるグランドファイナルの男子シングルスを大会史上最年少となる15歳172日で優勝した張本智和(エリートアカデミー)が17日、成田空港に帰国し「だんだんと実感が湧いてきてうれしい」と率直な思いを語った=写真。

 史上最年少優勝が懸かっていたことはモチベーションになっていたようで「絶対に勝ちたいと思った」という。2年後の東京五輪への意識も強く「同じくらいの価値がある大会だと思って臨んだ」と明かした。

 偉業を成し遂げたが浮かれた様子はなく、この1年間を「80点くらい」と総括。来年に向け「全日本選手権を2連覇して、世界選手権で金メダルを取りたい」と力を込めた。

 女子ダブルスで早田ひな(日本生命)と組んで初優勝を果たした伊藤美誠(スターツ)も関西空港に帰国し「一年の最後を優勝で終われて本当にうれしい」と笑顔を見せ「(早田と)次は世界チャンピオンだねと話しているので、世界選手権も出させてもらえたら優勝したい」と意気込んだ。

◆試合コントロール手応え 成長続く

 グランドファイナルを史上最年少で制した張本。バックハンドや高速プレーを武器に世界のトップクラスに上り詰めたが、この1年で手応えをつかんだのは試合のコントロール力だった。

 銀メダルに終わった10月のユース五輪が教訓になった。無理に攻めてミスを重ね、カウンターを受けて失点した。「自分にとっていい敗北だった」と糧とし、冷静かつ安定した試合運びを意識。自分に有利な展開へ持ち込むことを心掛けるようになり、今回の快挙につなげてみせた。

 東京五輪まで2年に迫った今夏。世界ランキングで8位に位置づけながらも「これぐらいのスピードでこないと間に合わない」と必死の思いを口にした。12月には自己最高の5位に達したばかりだが、来年1月にはさらに3位になる見通しだ。

 「来年はもっといい成績を残し、(世界ランキング)1位になって東京五輪を迎えられるように頑張りたい。五輪の優勝候補と言われたい」。大舞台に向けて高まる意欲。目を見張らせる成長は止まりそうもない。 (磯部旭弘)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報