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【スポーツ】

横綱の暴力引退勧告以上 相撲協会、禁止規定決める

理事会後、記者会見する日本相撲協会の八角理事長(右)ら=東京都墨田区の両国国技館で

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 日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で開いた理事会で、力士が暴力を振るった場合の処分基準を定めた。横綱は引退勧告以上、関取は出場停止1場所を基準とし、暴力の内容や情状を考慮して総合的に判断するとした。幕下以下は出場停止やけん責、注意処分を選択しうるとした。

 基準の目安として、横綱の場合は過去に暴行事件後に引退した朝青龍や日馬富士の事例を、関取の場合は十両だった今年3月に支度部屋で付け人を殴り1場所の出場停止処分を受けた貴公俊の事例を挙げた。番付上位ほど厳しい処分とした理由を、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「上位の力士ほど自分を律してほしいというメッセージ」と説明した。

 また冬巡業中に付け人を殴った元幕内貴ノ岩は既に引退しているため処分せず、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)はけん責処分とした。

 理事会では新たに暴力禁止規定を設け、稽古中でも「正常な稽古・指導の範囲を明らかに逸脱」した場合や、握りこぶしで殴った場合などを禁止行為として定めた。ただ暴力を自主申告した場合や未成年者の場合は、処分を軽減または免除できるとした。

 有識者3人を含む9人で構成するコンプライアンス(法令順守)委員会も新設し、暴力があった場合には調査し、処分について理事長に意見を答申するとした。委員長に前名古屋高検検事長で弁護士の青沼隆之氏、委員には作家でエッセイストの神津カンナ氏らが就いた。任期は2年で、来年1月の初場所中に最初の委員会を開く。

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