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【スポーツ】

高木美、大差で初日総合首位 スピードスケート全日本選手権

女子500メートルで1位の高木美帆。総合首位に立った=明治北海道十勝オーバルで

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 全日本選手権第1日は25日、北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルで前半2種目が行われ、2度目の総合女王を狙う高木美帆(日体大助手)が79・190点で2位に大差をつけ総合首位に立った。500メートルは38秒24、3000メートルは自らの国内最高を更新する4分5秒70で、ともに1位だった。

 佐藤綾乃(高崎健康福祉大)が総合2位、高木菜那(日本電産サンキョー)が3位につけた。

 男子は5000メートルで1位の土屋良輔(メモリード)が76・100点で首位。前回覇者の土屋陸(日本電産サンキョー)が2位、一戸誠太郎(ANA)が3位に続いた。

 短距離から長距離まで4種目のタイムを得点化し、総合成績で争う。

◆別格エース 短距離も充実

 500メートルに換算すると、高木美は2位佐藤に30メートル近い分の差を前半2種目でつけた。同じ方式で争う3月の世界選手権で日本勢初優勝を飾った24歳の女王が、別格の総合力を見せつけた。「しっかり集中して滑れた」と涼しげに語った。

 最初の500メートルは短距離選手にも引けを取らない38秒24をマーク。今季苦戦していた3000メートルも自らの国内最高を塗り替えた。リズム良く氷を捉え「一歩で進んでいる感覚がある。効率よく滑れるようになった」と納得の表情を浮かべた。

 ただ、圧倒的な強さが際立つほど2番手以下の物足りなさも目立つ。今大会は来年2月の世界距離別選手権の代表選考会を兼ね、佐藤は1500メートルと3000メートルの2枠目以降の出場権確保に集中。「総合の順位よりも切符を取ることが目的」と公言し、最終日の5000メートルは欠場も示唆した。

 普段から行動をともにするナショナルチーム勢が上位を占める。互いの力量を知り尽くし「美帆さんはまだ遠い存在」(佐藤)と認めた。高木美とともに世界で戦える選手の育成が、課題として改めて浮き彫りとなる独走。総合制覇が確実視されるエースは「いい滑りをしたいという気持ちがすごく強い」と、勝負よりも内容に目を向けた。

 

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