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【スポーツ】

背水稀勢、鬼門は初日 貴景勝が新関脇

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 日本相撲協会は25日、大相撲初場所(来年1月13日初日・両国国技館)の新番付を発表し、小結だった九州場所で初優勝した22歳の貴景勝が新関脇となり、東に就いた。

 進退問題が再燃している稀勢の里は東の正横綱。先場所は初日から4連敗し、右膝負傷で5日目から途中休場した。先場所全休の2横綱は白鵬が西、鶴竜は東の2番目。

 大関陣は東に高安、西に豪栄道と栃ノ心。玉鷲が西関脇、妙義龍は東小結に戻った。関脇から落ちた御嶽海が西小結。

 元アマチュア横綱の矢後が新入幕を果たし、琴勇輝と琴恵光が再入幕。蒼国来と臥牙丸が十両に復帰した。

 元貴ノ岩は暴行問題で番付編成会議後の7日に引退したため、東前頭9枚目にしこ名が残った。

◆関取と稽古再開 意欲

 九州場所で途中休場に追い込まれ、横綱審議委員会(横審)から史上初の「激励」の決議を受けた。だが、25日に東京都内の田子ノ浦部屋で開かれた会見中、稀勢の里は悲壮感を見せなかった。

 右膝の状態について「まだ相撲を取ってないのでなんとも言えない。(基礎的な)運動をしている感じでは大丈夫かな、と」。ときおり笑みを交え質問に答え、初場所出場に意欲を示した。

 九州場所後の冬巡業も全休した。特に巡業最終日は地元に近い茨城県土浦市で開かれたが治療を優先した。「そこには間に合わせたかった。でもなかなか万全には至らなかった。正直、少し焦りもあったけど、やれることはやってきた」。質問に対する返答は必ずと言っていいほど前向きな言葉で締めた。

 横審の決議についても「初場所でまた良い成績を残すことが大事になってくる」と受け止め、近く相撲を取る稽古を再開する意向も示した。

 しかし、相撲勘を取り戻す上で巡業を全休した影響は計り知れない。横綱在位11場所で皆勤は2場所のみ。途中休場した5場所はいずれも初日で敗れている。二所ノ関一門による連合稽古も控えている。鬼門の初日に向け、いかに関取相手に相撲を取る番数を増やしていけるか。復活の鍵はその一点に懸かっている。

 見据えるのは8場所連続休場する要因となった左大胸筋を負傷する前の自らの姿。「得意な良い相撲を稽古場で出していきたい。もう一度、思い出してやっていきたい」。結果を出せなければ、残された道は一つしかない。 (禰宜田功)

 

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