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【スポーツ】

<覇権の行方 箱根駅伝>(上) 青学大

箱根駅伝監督トークバトルで今回の作戦名「ゴーゴー大作戦」について語る青学大の原晋監督=東京都渋谷区で

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 第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が来年1月2、3日に行われる。今季は総合5連覇に挑む青学大が10月の出雲全日本大学選抜駅伝、11月の全日本大学駅伝を制し、東洋大と東海大が2、3位を分け合った。青学大の3冠か。それとも東洋大、東海大が意地をみせるのか。3校の表情を「覇権の行方」と題して紹介する。

 青学大の原晋監督は恒例の作戦名を「ゴーゴー大作戦」と名付けた。監督の就任15年目、5度目の優勝、カギは山上りの5区、ライバルはゼッケン5の東海大など「ゴ」にまつわるフレーズにちなんだもの。

 13日の壮行会。原監督が「ゴーゴー大作戦で、郷ひろみさんのように、アチチアチ〜と燃えています」と歌い上げると選手から失笑が漏れ、微妙な雰囲気に。主将の森田歩希(4年)が「作戦名はあまり期待していない。例年こんな感じ」と笑わせれば、梶谷瑠哉(4年)は「よく分からない作戦名。でも、監督のユニークさ、歌ったりするのは面白い」とフォローする。何でも言い合える雰囲気。今年の青学大も明るいムードだ。

 10月の出雲駅伝は1区から一度も首位を譲ることなく完全優勝。11月の全日本大学駅伝では7区で先頭に立つと、最終的には2位の東海大に2分20秒もの差をつける圧勝だった。原監督は「今年は過去最高のチーム」と胸を張る。

 何より選手層が厚い。前回の優勝メンバー10人のうち7人も残る。原監督は「主要区間の2、5、6区が昨年と同じ。MVPの林(奎介、4年)まで残っている」と自信たっぷり。昨年2区区間賞の森田、山上りの竹石尚人(3年)、4年連続6区が有力な小野田勇次(4年)、7区で区間新記録をマークして最優秀選手に輝いた林ら、複数の柱が存在する。続けて「16人のレベルが高く、みんながエースと言っていい。トータルとして史上最強軍団」と言い切った。それは漠然とした感触や感覚といったものではなく、1年間のデータに基づいている。

 5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンのタイム、夏合宿と直前合宿の練習消化率などの項目の数字が、ここ5年で一番いいという。もちろん、上位10人の1万メートル平均タイムは28分43秒93で参加23チーム中トップだ。

 4区終了時で先頭にいれば、その後は独走態勢へ。たとえ、往路でつまずいたとしても、前回と同じく6、7区で逆転して突き放す強力な布陣が控えている。

 アクシデントがない限り、46年ぶり3校目の5連覇、史上初となる2度目の大学駅伝3冠へ「ゴーゴー」となる可能性が高い。箱根を知り尽くしている青学大に隙はなさそうだ。 (森合正範)

<青学大>

◆箱根駅伝成績

2014年 5位

 15年 優勝

 16年 優勝

 17年 優勝

 18年 優勝

◆今季成績

出 雲 優勝

全日本 優勝

壮行会を終え集まったファンらとともに「5連覇」に向け笑顔を見せる青学大の部員ら=東京都渋谷区の青学大で

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