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【スポーツ】

菊池雄星、マリナーズ入り ポスティング合意 最大7年119億円

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 【シアトル=共同】西武からポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた菊池雄星投手(27)がマリナーズへの入団で合意したことが12月31日、複数のメジャー関係者の話で分かった。

 1月1日付の球団公式サイトによると、契約は3年総額4300万ドル(約47億3000万円)で2022年以降は菊池と球団に契約を更新する権利がある。菊池は年俸1300万ドルで1年延長することができ、球団にも22年から4年総額6600万ドルで契約を延長する選択肢があり、最大で7年総額1億900万ドル(約119億9000万円)に達する可能性がある。ポスティング制度での日本球団への譲渡金は選手の契約の総額に応じて決まるよう今オフから改定されており、菊池が初適用となる。

 申請手続きを12月3日に行い、米東部時間の1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)を期限とする30日間の交渉に入った。ジャイアンツなども関心を示していた中、本人が12月31日にメディカルチェックを受けるためマリナーズの本拠地シアトルを訪れたという。マリナーズは岩手・花巻東高の後輩、大谷翔平(24)が所属するエンゼルスと同じア・リーグ西地区で、昨季はイチロー(45)が途中までプレーした。今季は3月20、21日に東京ドームでアスレチックスとの開幕2連戦に臨む。

 菊池は高校時代の09年にマリナーズを含む大リーグ8球団、日米計20球団と面談した末にドラフト1位で西武入り。11年に初勝利を挙げると、17年は16勝6敗で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得。18年は14勝4敗でチームの10年ぶりのリーグ制覇に貢献するなど日本球界屈指の左腕として活躍した。

◆球団の中長期的展望に合致

 菊池はメジャー挑戦を志した岩手・花巻東高時代に面談を受け、今回も早くから獲得に熱意を示していたマリナーズを選んだ。

 マリナーズのプレーオフ進出はイチローがメジャーデビューした2001年が最後で、長期低迷が続いている。今オフは解体的出直しを図り、昨季11勝の先発左腕のパクストン、セーブ王のディアスら主力を次々にトレードで放出した上で、マイナー組織を強化した。

 一方でディポト・ゼネラルマネジャーはともに20代後半の先発左腕ゴンザレスと正右翼手ハニガーを「(投打で)今後の中核となる存在」とし、他球団からの打診に応じなかった。中長期的な展望で再建を進めているだけに、これからピークを迎える27歳の菊池は魅力的だったに違いない。

 希望球団に「自分のベストパフォーマンスが出せるようにこだわっていきたい」と話していた菊池にも、力を発揮しやすい環境と映ったのだろう。大きな注目を集めて西武入りしてエースに成長し、昨季はリーグ優勝に貢献した。新天地でも背負う期待は大きい。 (共同)

 

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