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【スポーツ】

王者、逆襲届かず 青学大、5連覇逃し2位 箱根駅伝

3位でたすきをつなぐ青学大7区・林奎介と8区・飯田貴之(右)=平塚中継所で(代表撮影)

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 復路を制して意地をみせたが、目標の総合5連覇には届かなかった。青学大の原監督は「私の采配ミス。もう一度チーム全体を見渡す目を持つことが必要」と自身に言い聞かせた。

 復路5人はほぼ完璧な走り。だからこそ原監督が悔やんだのは前日の4区で区間15位に終わった岩見(2年)の起用だった。

 「4区を甘く見過ぎた。これくらいのことをやれているから走れる、と過信があった」。冷静に考えれば岩見は大学三大駅伝初出場。4区は2017年から距離が2・4キロ延長され、東海大、東洋大は主戦級の選手を投入していた。

 4連覇で「青山メソッド」と呼ばれる練習法は完成した。しかし、過去のデータや成功体験を意識するあまり「同じことをやれば大丈夫」と思い込んでしまった。原監督は「進化を止め、立ち止まった時点でチームは後退するんだな、と改めて思った」と反省する。

 レース後の報告会で、悔しさに身を震わせた岩見には、あと2年残されている。こぼれ落ちる涙をぬぐい、力強く誓った。「リベンジして、ことしの4年生に恩返しできるようにやっていきたい」 (森合正範)

◆復路は優勝 区間賞3人

 「平成の伝説をつくろう」。前日の往路終了後、原監督は復路のメンバーに電話をかけ、激励した。その言葉に復路の5人は力走で応えた。

 トップの東洋大から5分30秒遅れの6位でスタート。6区は山下りのスペシャリスト小野田(4年)が史上初の57分台で区間新記録をマークした。「前と近づくためには区間記録しかなかった。タイムには満足している」。順位を一つ上げ、勢いをつけた。

 7区では昨年のMVPを獲得した林(4年)が「少しでも差をつめたい」と区間賞で続き、3位に浮上。8区飯田(1年)は区間2位、9区吉田(2年)は区間賞で流れに乗った。10区鈴木(3年)は東洋大を捉え、2位まで上がった。

 5人が懸命にたすきをつなぎ、終わってみれば復路新記録の5時間23分49秒。総合でも10時間55分50秒の記録は、前回と前々回の自分たちの優勝タイムを上回った。往路の誤算が響き、5連覇を逃したが、原監督は「復路は地力が出せた」と褒めたたえた。 (森合正範)

あいさつする青学大の原監督(中)=東京・大手町で

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