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【スポーツ】

小林陵「歴史つくれた」 卓越の技術、絶対的強さに

ジャンプ週間最終戦を制し、4戦全勝でジャンプ週間総合優勝を果たした小林陵侑=ビショフスホーフェンで(AP・共同)

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 表彰台の中央で、夜空へと右拳を高々と突き上げた。伝統の4連戦の総合優勝に、完全制覇で花を添えた小林陵は「この逆転勝利は、僕の中でもでかい。歴史をつくれたことはすごくうれしい」と満面の笑み。卓越した技術でW杯では自身初となる逆転優勝をたぐり寄せ、偉業を達成した。

 ビショフスホーフェンはジャンプ週間の会場の中で唯一、過去に日本選手が勝っていない因縁の台だった。緩やかな助走路で踏み切りのタイミングが取りづらいのが特徴。1回目は降り続いた雪の影響もあり、助走で速度が出ずに4位にとどまった。

 しかし「自分のジャンプに集中した」という2回目は圧巻だった。1回目よりも不利な追い風が強く吹く中で2・5メートルも伸ばした。

 どんな形状のジャンプ台でも、どんな気象条件でも、遠くまで飛べる要因の一つは、空中姿勢への移行がずぬけて素早いから。宮平ヘッドコーチは「しっかり(踏み切りで)スキーに力を与えることができるから(板を)引き上げるのが速くなる。2回目は、もうパーフェクト」と絶賛した。

 ドイツ・メディアによると、史上初の完全制覇を果たしたハンナバルト氏(ドイツ)は、昨季同じく4戦全勝した平昌(ピョンチャン)冬季五輪金メダリストのカミル・ストッフ(ポーランド)を引き合いに出し「カミルのジャンプよりもさらに上のレベルだ」と小林陵をたたえる。絶対的な強さを見せつけ、22歳の新王者が誕生した。 (共同)

 

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