東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

桐蔭対決「大阪」逆転初V ラグビー全国高校大会

桐蔭学園に勝利し、歓喜する大阪桐蔭フィフティーン=花園ラグビー場で

写真

 第98回全国高校大会最終日は7日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、ともにAシードの大阪桐蔭(大阪第1)が桐蔭学園(神奈川)を26−24で下し、13度目の出場で初優勝を果たした。

 大阪勢は前回の東海大仰星(現東海大大阪仰星)に続き、2大会連続優勝。桐蔭学園は東福岡と両校優勝した第90回大会以来の王座を逃した。

 前回大会準優勝の大阪桐蔭は前半を12−17で折り返したが、後半7分にプロップ江良のトライ(ゴール)で逆転。同17分にフランカー奥井のトライで突き放した。桐蔭学園の攻撃を1トライに抑え込んで逃げ切った。

◆「切り札」モールで突破

 最後に信じたのは、鍛え抜いた己の体だった。5点を追う後半7分、敵陣奥深くに入った大阪桐蔭がモールで突き進んだ。

 この試合、FWの平均体重は大阪桐蔭が3キロ以上も重い。押し寄せる大きな塊に耐えきれず、相手が反則。速攻からプロップ江良が同点トライを奪い、直後のゴールで勝ち越した。10分後にも再びモールで15メートルを押し切り、初の日本一をたぐり寄せた。

 フッカーの中川は言う。「相手の姿勢を見て、モールの守備がうまくないのは分かっていた」。桐蔭学園が準決勝でモールに苦しんだのは分析済み。大阪桐蔭は今大会、モールをほとんど使わなかったが、フランカー奥井は「1年間、モールにこだわって練習してきた」。ここぞとばかりに切り札を繰り出した。前回大会決勝は、後半に10点差を逆転されて準優勝。残り2分で2点差に迫られ、昨年の負けがよぎったが、最後はCTB高本の強烈なタックルで相手の反撃を阻止した。この試合で選手たちが何度も見せた献身的な防御。綾部監督は「昨年の悔しさを忘れなかった。やり切ってくれた」と成長に目を細めた。

 春の全国選抜大会の決勝で敗れた桐蔭学園に雪辱を果たし、主将のCTB松山は「春に負けて必ず勝たないといけない相手だった」とうなずいた。新装間もない高校ラグビーの「聖地」に新たな歴史を刻んだ。 (平井良信)

<大阪桐蔭> 1983年創立の私立校。硬式野球部は春夏を合わせて、8度の甲子園大会制覇。OBにプロ野球西武の中村剛也や日本ハムの中田翔ら。吹奏楽部も強豪。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報