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【スポーツ】

帝京大V奪回へ、リトライ 「相手の成長を超えてこそ進化」

 全国大学選手権で、王者帝京大が天理大に準決勝で敗れ、目標の10連覇を阻まれた。毎年のように主力が卒業で抜ける学生スポーツでは異例とも言える連覇がついにストップ。岩出監督は選手を前に珍しく涙を見せて「この悔しさをどう生かすかが大事」と巻き返しを呼び掛けた。

 準決勝は予想外の完敗だった。序盤に司令塔のSO北村が脳振とうで交代すると、攻守の狂いを最後まで修正できなかった。かつては随一の選手層を誇り、SH流(サントリー)ら日本代表を次々と輩出したが、ことしは「層が薄くなっていた」(WTB竹山)。不安を露呈し、大学スポーツで連覇を続ける難しさを痛感する結果となった。

 徹底した体づくりで2009年度に初優勝。11年に大学が設立したスポーツ医科学センターの支援を受けて力を付け、12年度に史上初の4連覇を達成した。その後は記録更新を続け、6連覇目の決勝は50−7の圧勝だった。ただ、以降の決勝は点差が徐々に縮まり、前回大会は1点差の逆転勝利。岩出監督は「10年前に体づくりにこだわったのは数校だけだったが、今は当然になった」とライバル校の変化を感じていた。

 12日の決勝を戦う両チームに「レベルの高い戦いを期待したい」とエールを送る姿には、大学ラグビー界をリードしてきた誇りがにじむ。2月で61歳となる名監督は「相手の成長を超えてこそ新たな進化がある」。久しぶりの挑戦者として再スタートの来季に臨む。

 

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