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【スポーツ】

引退の吉田に後輩ら感謝 登坂「沙保里さんの全てをまねた」

 女子で五輪を3連覇した吉田沙保里(36)が現役引退を表明したことを受け、母校で所属先としてきた至学館大の後輩たちが9日、練習後に取材に応じ、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの登坂絵莉(東新住建)は「ここまで女子レスリングを有名にしたのは沙保里さん。私の今があるのも沙保里さんのおかげ」と深い謝意を示した。

 「レスリング以外でも全てのことをまねていた」と話すほど吉田を敬愛していた登坂は数日前、2人きりでタクシーで移動中、吉田から引退の意志を伝えられた。「ずっと一緒にいれば感じる」と先輩の決断を予期していたそうで、冷静に受け止めたという。

 リオ五輪から世界選手権を含めて3年連続で世界一に君臨する川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は、リオ五輪の選手村で同部屋だった。4連覇を懸けた決勝に敗れて涙する吉田と対面すると「私のことは気にしなくていい。ちゃんと(金メダルを)喜んで」と背中を押された。「誰より自分がショックなはずなのに、周りを気遣う人間性と優しさがあった」と振り返った。

 レスリング女子が五輪種目に採用される前から吉田を見守ってきた谷岡郁子学長は同日、声明を発表し「アスリートとしての彼女の成長と、その成果を長年身近に見ることができたことを心から光栄に思っています」とコメント。33年の競技生活をねぎらうとともに「これでレスリングと縁が切れるわけではなく、今後の指導者としての彼女の成長に期待しています」と後進の育成を望んだ。

 吉田は10日に東京都内で記者会見する。

 

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