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【スポーツ】

スキージャンプ小林陵、最多タイ6連勝 W杯5人目 別次元の飛躍

W杯ジャンプ男子個人第12戦で優勝した小林陵侑=バルディフィエメで(共同)

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 【バルディフィエメ(イタリア)=共同】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)男子は12日、当地で個人第12戦(ヒルサイズ=HS135メートル)が行われ、小林陵侑(りょうゆう=土屋ホーム)が135メートル、136メートルの合計315・0点で圧勝し、史上最多に並ぶ6連勝を果たした。W杯ジャンプ男子の6連勝は5人目。

 今季の個人第2戦で初優勝した22歳の小林陵は日本選手のW杯シーズン最多勝利記録を9に伸ばし、通算勝利数では日本歴代3位の原田雅彦に並んだ。

 佐藤幸椰(ゆきや)は16位、小林潤志郎(ともに雪印メグミルク)は21位。2回目に進めなかった伊東大貴(雪印メグミルク)中村直幹(なおき=東海大)はともに36位、葛西紀明(土屋ホーム)は44位だった。

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◆通算9勝は日本勢3位

 今の小林陵は怖いものなしだ。ライバルを悩ませた追い風も、雪を固めてつくった近年では珍しい助走路も、22歳のジャンパーはお構いなしだった。2回目にはジャンプ台記録に並ぶ136メートルの大飛躍を見せて圧勝。アホネン、シュリーレンツァウアーら名選手に続く史上最多のW杯6連勝を「レジェンドたちに並べてすごくうれしい」と照れくさそうに喜んだ。

 節目のW杯50試合目。1回目はK点(120メートル)に達した選手が50人中8人で、2位クバツキも122メートルにとどまった難条件の中、別次元の135メートルを飛んで観客のどよめきを誘った。波打って滑りにくい助走路も「小学生の時を思い出す」と苦にしない。2回目は他の有力選手より1段低い位置からスタートしながら「ちょっと飛びすぎた」。着地後にガッツポーズした際、勢い余って転ぶおまけまで付いた。

 伝統のジャンプ週間で史上3人目の4戦全勝を達成し、注目度が高まって迎えた一戦でも「リラックスして集中できた」と重圧とは無縁。個人総合は首位を独走中で、日本男子初の王者誕生へと突き進む。「勝つのが当たり前みたいに周りもなっているし、自分もちょっと慣れがあるので気を付けたい」。そんな冷静さも、強さを支えている。 (共同)

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