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【スポーツ】

テニス全豪OP そろって16強 錦織、再起動 大坂、強い心

男子シングルスで4回戦進出を決めた錦織圭=共同

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 【メルボルン=共同】全豪オープン第6日は19日、当地で行われ、シングルス3回戦の男子で第8シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング44位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)に7−6、6−1、6−2でストレート勝ちし、ベスト16となる4回戦に進んだ。次は第23シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン)と8強入りを懸けて戦う。

 女子で第4シードの大坂なおみ(日清食品)は第28シードの謝淑薇(台湾)に5−7、6−4、6−1で逆転勝ちした。大坂は2年連続で進んだ4回戦でアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)と対戦する。

 男女でともに第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)は順当勝ちした。

 ダブルスは女子2回戦で日比野菜緒(ブラス)デシラエ・クラウチク(米国)組は勝ったが、穂積絵莉(日本住宅ローン)アリシア・ロソルスカ(ポーランド)組は敗退した。混合の1回戦で二宮真琴(橋本総業)とマクラクラン勉のペアは敗れた。

◆ストローク戦で圧倒

 ようやく錦織が目覚めた。ストローク戦を優位に進め、過去1勝1敗のソウザをねじ伏せた。右手首故障で欠場した昨年を挟み、出場7大会連続での4回戦進出。フルセットとなった1、2回戦と対照的な鮮やかな勝利に「(直前に逆転勝ちした大坂)なおみちゃんから最高のバトンを受け取った。全てが順調だった」と口も滑らかだった。

 59本のサービスエースを浴びた2回戦の後、「ラリー戦をして状態を上げていきたい」と言っていた。第1セットは最多の27本を含め、5度あった10本以上のラリーをいずれもポイントにつなげた。タイブレークでも正確なショットで相手のミスを誘った。さらに「2セット目からはスイングがしっかりできて、ストロークがすごく伸びていた」。相手のコート深く、左右に正確に打ち分け、スペースをつくって放った決定打はソウザの21本を大きく上回る34本。第2セット以降はブレークポイントすら一度もつかませなかった。

 3大会ぶりの8強入りを懸けて戦うカレノブスタとは1回戦の前に実戦形式で手を合わせた。「自分から崩していかないと簡単には崩れない。今日みたいなプレーが出てくればチャンスはある」と勝利へのイメージを膨らませた。 (共同)

◆開き直って逆転劇

女子シングルス3回戦でプレーする大坂なおみ=メルボルンで(共同)

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 第1セットを失い、第2セットも2−4で迎えた相手のサービスゲームで40−0。追い込まれた大坂は「四大大会で素晴らしい相手と試合をしている。これを楽しまなくてどうするの」と開き直った。5連続ポイントでブレークすると、躍動感を取り戻した。

 謝淑薇に強打を拾われ、多彩なショットを厳しく打ち込まれるうちに歯車が狂った。第1セットだけで20本ものミスを重ねた。昨季、第1セットを落とした試合は2勝20敗。ラケットを投げて警告を受け、自らを“3歳児”と評する精神力の弱さが顔をのぞかせた。

 しかし、この日は逃げなかった。強烈なフォアの逆クロスなどで窮地を脱した。33歳の経験豊富な相手が「勝ちを意識してしまった」とほころびを見せると、最終セットは出だしでブレークに成功。そのままの流れで押し切った。

 「以前だったら勝負を投げてしまった場面でも諦めずに戦えた。自信になる勝ち方ができた」。前哨戦のブリスベン国際で苦戦を強いられたセバストワとの4回戦だけでなく、その先を見据える上でも大きな白星だった。 (共同)

 

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