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【スポーツ】

日本、ボール保持率は「惨敗」アジア杯薄氷の8強 サウジ76%、吉田「危機感を」

日本−サウジアラビア後半、プレスをかける吉田(左)=シャルジャで(共同)

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 【シャルジャ(アラブ首長国連邦)=唐沢裕亮】アジア・カップで2大会ぶりの優勝を狙う日本は21日、当地で行われた決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアに1−0で競り勝ち、8強入りを決めた。日本は前半20分に柴崎(ヘタフェ)のCKを冨安(シントトロイデン)が頭で入れた1点を守り切ったが、薄氷の勝利に、試合後の選手たちからは反省の声があがった。日本は24日の準々決勝でベトナムと対戦する。

 息詰まる接戦を制し、準々決勝に駒を進めた。しかし、サウジアラビアに予想以上にボールを握られる試合展開に、主将の吉田(サウサンプトン)は「アジアのレベルの差は縮まっている。危機感を持たないといけない」とチームに警鐘を鳴らした。

 高いボール保持率が特長のサウジアラビアは、日本との一戦でも相手陣内でパスをつなぎ続けた。この試合でもサウジアラビアの保持率は、何と76・3%。試合開始からボールを支配し、特に序盤は日本にほとんどボールを触らせず、シュート数も日本の3倍の15本を放った。

 日本は相手がボールを保持してくるのは想定内で、最後にしっかり体を張って守れれば問題ないという姿勢で試合に臨んだ。しかし冨安は「あそこまで完全に押し込まれるのは、イメージしていなかった」と驚きを隠せなかった。

 劣勢の中、前半20分の早い時間帯に先制したことも心理的に影響したようだ。CKから冨安の先制ヘッド弾をアシストした守備的MFの柴崎は「1点取ったし、ある程度は保守的になっても仕方がない」。最少得点で守り切ろうという意識がよりチームに働いたと分析する。

 「保持率でサッカーをするのではない」と長友(ガラタサライ)は強気の姿勢を崩さなかったが、守備的MFの遠藤(シントトロイデン)は「自分たちがボールを持って戦わないといけないというプライドは別にない。日本が絶対に勝てるアジアの戦いではなくなってきている」と危機感を募らせ、次戦に向けて気を引き締めた。 (唐沢裕亮)

 

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