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【スポーツ】

日本、ベトナムに辛勝 不安な守備陣「あわや」 アジア杯準々決勝

◇日本1−0ベトナム

 【ドバイ=唐沢裕亮】アジア・カップ第17日は24日、アラブ首長国連邦(UAE)の当地で準々決勝が行われ、5度目の制覇を目指す日本はベトナムを1−0で下し、優勝した2011年大会以来2大会ぶりとなる4強入りを決めた。28日にUAEのアルアインで行われる準決勝に臨む。

 日本は前半24分、左CKを吉田が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるハンドの判定で、得点は認められなかった。逆に後半は、VAR判定で堂安がペナルティーエリア内で倒されたとしてPKを獲得。同12分に堂安が自ら決めて先制した。終始、ベトナムの鋭い攻撃に苦しめられたが、逃げ切った。

   ◇

 ベトナムがボールを持つたびに沸く大歓声。日本はさながら「アウェー」の雰囲気の中、若く勢いのあるベトナムに押され続け、得点はPKで得た1点のみ。「カウンターで危ないシーンがあったが、ゼロで抑えられたことは良かった」。予想以上に苦しんだ試合をものにした森保監督に笑顔はなかった。

 前半24分、柴崎の左CKをゴール前の吉田が頭で合わせ、先制かと思われた。だが準々決勝から導入されたVARの判定により、ヘディング後に吉田の腕に当たっていたとして得点は認められず。

 その後も日本がボールを保持する展開が続いたが、強固な守備ブロックをつくるベトナムを崩せない。逆に、鋭い速攻を受け、元J2水戸のFWグエン・コン・フォンの突破に翻弄(ほんろう)される。吉田がGK権田に戻そうとしたパスが奪われ、あわやというシーンもあり、前半は不安定さをのぞかせた。

 日本の先発は、21日のサウジ戦から、累積警告で出場停止の武藤を北川に代えただけ。中2日で体力的に厳しい中、森保監督は吉田や長友らを続けて送り出し、ほぼベストと言える布陣で臨んだ。決勝までを見据えればより多くの入れ替えもできたが「目の前の試合に最善の準備をしながらやってきた」。求めたのは精神的なタフさだ。

 「慌てずに戦おう」と確認して迎えた後半。ペナルティーエリア内で仕掛けた堂安が、相手守備陣に足を掛けられたとして、倒れた。再びVAR判定となり、PKへ。これを決めて逃げ切った。堂安は「ハードワークできた」と誇りつつ「1点しかとれていないもどかしさはある」と本音も漏らす。格下に「番狂わせ」こそ許さなかったが、どこかもどかしい戦いが続く。 (唐沢裕亮)

 

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