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【スポーツ】

大坂時代、幕開け 全豪初V 貫いたパワフルプレー

 【メルボルン=共同】全豪オープン第13日は26日、当地で行われ、女子シングルス決勝で第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に7−6、5−7、6−4で競り勝って初制覇した。大坂は昨年の全米オープンに続き、四大大会2連勝を飾った。 

 世界ランキング4位の大坂は大会後に男女を通じてアジア勢初、コンピューターによる現行制度で女子通算26人目の1位に就く。ツアー通算3勝目で、優勝賞金410万豪ドル(約3億2000万円)を獲得した。大坂は強烈なサーブとショットを生かし、第1セットを先取。第2セットで3度のマッチポイントの好機を逃したが立て直し、最終セットは第3ゲームでブレークに成功して押し切った。

 混合ダブルス決勝でバルボラ・クレイチコバ(チェコ)ラジーブ・ラム(米国)組がアストラ・シャーマ、ジョンパトリック・スミス組(オーストラリア)にストレート勝ちし、優勝した。

 心が折れそうになっても、パワフルなテニスを最後まで貫いた。2時間27分に及んだ激闘の末、センターコートでうれし涙を流したのは大坂だった。最終の第3セットで先にブレークに成功すると、最後はセンターへのサーブでクビトバのラケットをはじいて試合を決めた。「ずっとここで勝つことを夢見てきたけど、まだ信じられない」。しゃがみこんで、歓喜に浸った。

 ツアー148戦の中で左利きとの対戦は過去8度しかない。しかも相手はウィンブルドン選手権を2度制した名手だ。外へと切れていくサーブに苦しめられた第1セットは、5度のブレークポイントをしのぎ、チャンスを待った。今大会自身初のタイブレークでは、相手の最初のサーブでコースを読んで、ライン上に強烈なバックハンドのストレート。会心のリターンエースで流れをつかみ、押し切った。

 第1セットを奪うとここまで59連勝。必勝パターンに持ち込んだはずの第2セットで落とし穴が待っていた。5−3で迎えた相手サーブの第9ゲームで3本のマッチポイントを握りながら5連続失点でこのゲームを奪われた。それでも「ちゃんと現実に向き合わなければ」と集中した。このセットを落としたものの、最終セットはきっちりと気持ちを切り替えた。

 昨年の全米オープンを制し、ライバルのマークがきつくなる中、今大会2度の逆転勝ちを収めてきた粘り強さを再び発揮。ラケットに張るストリングの素材を、今季から、より強度の高いものに変えたことで威力を増したショットは衰えなかった。四大大会2連勝で世界ランキング1位も手中にした。「世界1位は私のゴールではない。勝ち続けることが目標だし、また次の大会で勝ちたい」。新たな女王の時代が始まろうとしている。 

  (共同)

 

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