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【スポーツ】

小林陵侑、W杯総合優勝 スキージャンプ

10日、W杯ジャンプ男子で個人総合優勝を決め、笑顔で取材に応じる小林陵侑=オスロで(共同)

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 東日本大震災の被災地ゆかりのアスリートは10日、国際舞台から快挙の知らせを届けた。岩手県出身のノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(りょうゆう)(22)=土屋ホーム=は、オスロで開催されたワールドカップ(W杯)で日本男子初の個人総合優勝を決めた。かつて福島県内で腕を磨いたバドミントン男子の桃田賢斗(24)=NTT東日本=は、英国のバーミンガムで行われた第109回全英オープンのシングルスで日本勢初の優勝を飾った。

 小林陵が欧州以外の選手で史上初めて個人総合王者に輝いた。東日本大震災から八年の節目に快挙を達成した岩手県出身のエースは「(総合優勝の)うれしいニュースと悲しい(記憶)が重なってしまうが、これから岩手県勢が頑張っていくぞという日にしてほしい」と被災した地元への思いを口にした。

 震災当日は全日本ジュニア選手権のため新潟県に滞在していた。まだ中学二年生だった小林陵は「とにかくホテルがすごく揺れたのは覚えている」と言う。それから世界に羽ばたいて、歴史に足跡を残し「八年前を思い出した。すごく成長したと思う」と神妙な表情で話した。

 ジャンプ発祥の地と呼ばれるオスロのホルメンコーレンには二万人近い観衆が集まり、日の丸を振って応援するファンの姿もあった。オスロ在住の井上陽子さん(42)は「歴史的な瞬間に立ち会えてよかった。日本人として誇らしい気持ち」と感激した様子だった。 (オスロ・共同)

 

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