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【スポーツ】

イチロー「結果出したかった」 3打席凡退、守りで魅せた

2回マリナーズ無死一、二塁、中飛に倒れるイチロー=東京ドームで

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 マリナーズは17日、東京ドームで巨人とプレシーズンゲームを行い、イチローが「9番・右翼」で先発出場し、3打数無安打で六回の守備からベンチに退いた。中飛、二ゴロ、遊ゴロでオープン戦から21打席連続無安打となった。チームは6−4で勝った。坂本勇のソロなどで1−3とされた七回にハニガーとブルースの2ラン2本で逆転した。

 マリナーズは20、21日に同球場でアスレチックスとの開幕2連戦に臨む。イチローがメジャー出場すれば昨年5月2日以来、日本では2012年以来となる。2戦目では西武から移籍1年目の菊池が先発投手でメジャーデビューする。

 プレシーズンゲームではアスレチックスが日本ハムに5−1で勝利。三回までに有原から4点を挙げ、継投でリードを守った。18日も同カードで2試合が行われる。

 プレシーズンゲームとはいえ、東京ドームには立ち見を含め4万6000人を超える観客が詰めかけた。そこかしこで背番号51のレプリカユニホームがはためく。お目当てはもちろん、日本でプレーするのは7年ぶりとなるマリナーズのイチローだ。

 「9番・右翼」で先発出場。試合直前、三塁ベンチからさっそうとグラウンドに姿を現すと、声援と拍手がこだました。打席に立ち、右手に持ったバットを投手に向かって掲げれば、無数のフラッシュがたかれた。「すごくいい雰囲気。感激しました」。言葉に実感がこもった。

 文字通り、一挙手一投足に視線が注がれた。だが、1、2打席目はともに巨人・今村の直球に押し込まれて中飛、二ゴロ。六回の第3打席は田口との対戦になった。2ボールからの3球目、芯で捉えた打球は惜しくも一塁方向のファウルに。結局、遊ゴロに倒れ、この回限りで退いた。

 3打席凡退。オープン戦から21打席連続無安打となり、ベンチでは唇を真一文字に結び、首をひねった。「今日しか来られない人がたくさんいたと思う。結果を出したかった」。本音が漏れた。

 守りでは一回に坂本勇の右翼フェンス際の飛球を好捕し、場内を沸かせた。巨人の原監督も「あの年齢で守備、走力ともに衰えていない」とたたえる。ただ、45歳がいま求められているのは快音を響かせ、Hランプをともすこと。20日の開幕まで残された時間は多くない。 (中川耕平)

◆7年ぶり日本でプレー「感激しました」

 イチローは久しぶりの日本でのプレーに高揚感を漂わせた。

 −午前中の練習から多くのファンが集まった。

 「まあ球場はいい雰囲気でしたよ。すごくいい感じ。感激しました」

 −開幕まで最終調整の段階で日本投手と対戦した。

 「球、遅いでしょ。ダッグアウトから見ていても明らかに違う。でも(巨人の先発今村は)途中から丁寧に一生懸命、投げていたね」

 −外野守備ではフェンスまでの距離が近い。

 「東京ドームはもともと、そうですから。知ってますから」

 −張り替えられてクッション性が高くなった人工芝の感触は。

 「ボール(の勢い)が死ぬので、ちょっと変な感触。投げるまで(足元が)ふわふわしてるから選手は疲れるかも」

 

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