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【スポーツ】

勇姿に沸いた イチロー、メジャー19年目開幕

アスレチックス戦の3回、今季初打席に立つマリナーズのイチロー=東京ドームで(クロスフィルター使用)

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◇マリナーズ9−7アスレチックス

 20日、東京ドームでのアスレチックス−マリナーズでレギュラーシーズンが開幕し、プロ28年目、メジャー19年目のマリナーズのイチロー外野手(45)が「9番・右翼」の先発出場で昨年5月2日以来の公式戦復帰を果たした。

 日本でのプレーは2012年以来。三回の第1打席は二飛、四回の第2打席は四球で直後の守りから交代した。結果は1打数無安打で、チームは9−7で勝った。

 昨年5月に選手登録を外れ、フロント入り。今年は自身初のマイナー契約の招待選手としてキャンプに臨み、オープン戦は打率8分、開幕前の実戦は24打席連続無安打で終えた。

 イチローは21日の2戦目も何らかの形で出場するとサービス監督が明言した。

     ◇

 チームが開幕戦勝利を決めると、マリナーズのイチローは軽やかに三塁ベンチを飛び出し、先頭でナインを迎えた。メジャーの舞台は昨年5月2日以来。加えて、自身7年ぶりとなる日本での公式戦に「特別な開幕ですね」。結果こそ残せなかったが、日本のファンにかけがえのない時間を届けた。

 打席に立てば自然と観客席からイチローコールが沸き、スイングのたびにどよめきが起こる。メジャー19年目は「9番・右翼」で幕を開けた。だが、実戦から遠ざかった影響か。積極的に打ちにいくもタイミングが微妙にずれる。第1打席は甘い速球を打ち上げ、二飛。第2打席は四回無死一塁。相手右腕の150キロ前後の速球に4球連続ファウルで粘った。鋭い当たりも放ち、最後は四球を選んだ。

 2打席に立ち、無安打1四球。直後の守りでいったんは右翼に就いたが、交代を告げられてベンチへ。グラウンドでチームメート一人一人と抱擁を交わす。背番号51を万雷の拍手が包んだ。

 試合後、イチローは当初から2打席限定での起用と伝えられていたと明かし、交代時のねぎらいも「米国ではよくある」と語った。45歳。厳しい立場には変わらないが、サービス監督は「今日のスイングは良かった。スタメンかは分からないが明日も使う」と第2戦での起用を明言した。

 自身への「大きなギフト」と表現した東京での2連戦。大好きな日本で、21日こそはファンへ安打を贈りたい。 (中川耕平)

 

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