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【スポーツ】

最後までイチローらしく 涙なし 野球愛熱く

記者会見で現役引退を表明するマリナーズのイチロー選手=東京都文京区で

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 一挙手一投足に熱い視線が注がれ、軽快な守備で魅了した。輝かしい野球人生に区切りを付ける決意を固めた米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)。二十一日、東京ドームに詰め掛けた四万六千四百五十一人の大観衆は、その勇姿を目に焼き付けた。

 イチロー選手は二十一日深夜から、都内で記者会見を開いた。マリナーズのユニホーム姿で現れ、冒頭、「今日のゲームを最後に、日本で九年、アメリカで十九年目に突入したところで、現役生活に終止符を打ち、引退することになった」と宣言。「このユニホームを着てこの日を迎えられたことに大変幸せを感じる」と話し、ファンらへの感謝と、野球への愛を語った。

試合後グラウンドに再び姿を見せ、ファンに応えた=東京ドームで、いずれも21日

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 引退は、この春、米国でのキャンプ中に不振に見舞われ、結果を残せなかったことで決断したという。同日のアスレチックス戦の試合終了後、東京ドームに残ったファンがイチローコールを続けたことに触れ「あんなものを見せられたら、(引退に)後悔などあろうはずはない」と言い切った。

 二十八年間に起きた心境の変化にも触れた。ある時までは自分のためにプレーをしていたが、「人に喜んでもらうことが一番の喜びに変わった。ファンの存在なくては自分のエネルギーは生まれない」と話した。

 引退後については「監督は絶対無理。人望がない」と記者団を笑わせ、子どもたちの指導には「興味がある」と語った。

 子どもたちへのメッセージを求められると「自分が熱中できるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げる。そういうものを早く見つけてほしい。見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける」と語った。

 

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