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【スポーツ】

愛犬・一弓、心の支えに イチロー選手 未明会見1時間半

引退会見を終え一礼するマリナーズのイチロー選手=22日午前1時20分、東京都文京区で

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 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)の記者会見が終了したのは二十二日午前一時半前だった。日付をまたぎ、約一時間半という異例の長時間。報道陣は二百人を超え、多くが席に座れず立ったままだったが、ちゃめっ気たっぷりの“イチ流”に聞き入った。

 米国行きに反対していたプロ野球オリックスの故仰木彬(おおぎあきら)監督を口説いたことは「お酒の力で」と懐かしそうに振り返った。メジャー一年目は日本人野手への偏見から厳しい言葉も浴びたという。三球団を渡り歩いたが、マリナーズへの愛着は強く「最後にシアトルのユニホームを着て(本拠地に)姿をお見せできず申し訳ない」と言葉を詰まらせた。

 輝かしいキャリアを支えた弓子夫人には「一番頑張ってくれたと思う。ゆっくりしてほしい」と感謝。「ゲーム前にホームの時は妻が握ってくれたおにぎりを食べるんですけど、その数が二千八百ぐらいなんですよ。三千いきたかったみたいですね。そこは三千個握らせてあげたかった」と大リーグ通算3000安打の大打者は照れ笑いした。

 愛犬の一弓(いっきゅう)は心の支えだった。二〇〇一年生まれの柴犬で〇二年から飼っており「まさか最後まで一緒に僕が現役を終える時まで一緒に過ごせるとは思っていなかった」と言う。十七歳七カ月で「さすがにおじいちゃんになってきて毎日ふらふらなんですけど、懸命に生きているんですよね。俺、頑張らなきゃなと本当に思った」と優しい目で笑った。

 

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