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【スポーツ】

<センバツ高校野球>習志野一体、奏攻守 初回7点、一気に勝負

1回表、根本の適時打で先制の生還を果たし菅野(右)とタッチを交わす習志野の二走竹縄

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◇習志野8−2日章学園

 習志野が快勝した。一回に相手の失策に乗じて根本の先制打、角田の3点三塁打など打者一巡の猛攻で一挙7点を奪った。先発の山内は切れのある直球を低めに集め、緩い変化球で緩急をつけ、八回途中まで5安打2失点で乗り切った。

 日章学園は6失策と守備の乱れが最後まで響いた。先発の石嶋は二回以降は立ち直り、粘りの投球を見せた。

     ◇

 高校吹奏楽の世界で「東の横綱」と形容される名門、習志野。プレーボール直後、現役と卒業生、約200人の大迫力の演奏が球場を包んだ。「大きな力になった」と主将の竹縄。背中を押されるように一回から7点を奪ってみせ、一気に勝負を決定付けた。

 幸運にも恵まれた猛攻だった。両チーム合わせて挙げた10得点に対し、投手の自責点は0という珍しい試合。数字が示すように、一回は3つの敵失に乗じて攻め立てた。

 思わぬ大量点が転がり込んでも、自分たちを見失わなかったのは勝因の一つ。「1点ずつでもいいから点をしっかり取りにいく。守備も気持ちの余裕が出過ぎないよう、引き締めて」。以降、竹縄は何度も仲間に声を掛けた。

 点差が離れた中で二回以降、5つの犠打をきっちり決めた。走塁も常に先の塁をうかがった。九回2死の場面では、守備固めの選手交代を行う入念さも。小林監督は「このチームは誰か一人で決着をつけられるわけじゃないので。一人ずつがつないでいく姿勢を忘れてはいけない」と指摘する。

 次戦は大会ナンバーワン投手の呼び声高い奥川を擁する星稜。「自分たちの持てる力を結集して臨みたい」。共同主将の根本は言い切る。誰が相手でも、やるべき野球は変わらない。 (多園尚樹)

 

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