東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

白鵬、全勝V 平成締めた

写真

◇大相撲春場所<千秋楽>

 白鵬が鶴竜との横綱対決を下手投げで制し、3場所ぶり42度目の優勝を決めた。自身の最多記録を更新する15度目の全勝優勝。初優勝から14年連続制覇も最長記録を塗り替えた。34歳0カ月13日での優勝は年6場所制となった1958年以降、10番目の年長記録。鶴竜は10勝5敗で終えた。関脇貴景勝は大関栃ノ心を押し出して10勝目を挙げ、場所後の大関昇進が事実上決まった。2場所連続の技能賞も受賞した。

 栃ノ心は2場所連続の負け越しが決まり、大関陥落。在位5場所での陥落は58年以降では大受に並ぶ最短記録。大関同士の対戦で豪栄道が高安を突き落とし12勝目。高安は10勝5敗となった。

 新元号のもとで行われる夏場所は、5月12日に東京・両国国技館で始まる。

     ◇

 平成最後の本場所を、平成を代表する横綱が締めくくった。休場明けながら全勝優勝を果たした白鵬。2000年にモンゴルから初来日し、01年春場所で初土俵を踏んだ地で抱いた42度目の賜杯。「入門も大阪で、平成最後が大阪というのは本当にうれしい」と喜びをかみしめた。

 渾身(こんしん)の力を振り絞った。もろ差しを許したが、巻き替えて右四つに。寄って出ると土俵際で粘られたが、最後は右の下手投げで鶴竜を転がした。

 思わぬ代償も負った。飛び降りた土俵下で、右上腕を押さえて顔をゆがめた。「最後、投げを打った時に痛めた。無理したね」。表彰式では賜杯を抱けず、土俵下に控えた審判の親方に手伝ってもらうほどだった。

 土俵下での優勝インタビュー。「平成最後なので、三本締めで締めたいと思います」と呼び掛け、音頭を取って両手をたたいた。元横綱日馬富士の暴行問題で揺れた17年九州場所で40度目の優勝を飾り、万歳三唱を求めて批判された。今回も同じような振る舞いをするほど、喜びも大きかったのだろう。

 今場所と新元号で迎える夏場所に特別な感情を抱き、賜杯に意欲を燃やしてきた。前者は達成。だが、右腕を痛めただけに、後者は成し遂げられるか。 (永井響太)

◎全勝優勝回数◎

(1)白 鵬  ※15(42)

(2)双葉山   8(12)

(2)大 鵬   8(32)

(4)北の湖   7(24)

(4)千代の富士 7(31)

(注)※は現役。かっこ内は優勝回数。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報